ロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)は、1775年にデンマーク王室の援助を受けて生まれた食器メーカーです。つまり、民間の食器メーカーが王室に気に入られたのではなく、初めから高貴な身分の人々のために食器を作るべくして生まれたブランドなのです。ロイヤルコペンハーゲンと言えば、澄んだ青い釉薬が目に浮かびます。これは、コバルトブルーのブルーフルーテッドという絵付けの技法でロイヤルコペンハーゲンの象徴とも言える色合いです。日本の陶磁器のデザインは、ヨーロッパの陶磁器工房に大きな影響を与えましたが、ロイヤルコペンハーゲンも、日本の古伊万里に魅せられて、ブルーフルーテッドが生まれたという説もあります。日本人に馴染みの深い染付の青を思わせるロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドは、日本で根強い人気があります。
ロイヤルコペンハーゲンは、クリスマスが近づく頃になると毎年趣向を凝らしたデザインのイヤープレートを限定で発売します。世界中にロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート・コレクターがおり、人気のある年度のイヤープレートは、高い買取金額となります。
ロイヤルコペンハーゲンは、デンマーク王室御用達の陶磁器メーカーですが、私たちが日常使いできる使いやすいティーカップやコーヒーカップ、ディナー皿なども販売しており、広く流通しています。ロイヤルコペンハーゲンは、市場に出す前に厳格な品質検査を行い、最上級の商品とセカンドラインの商品を、区別しています。セカンドラインはバックスタンプ(陶磁器に記すブランドマーク)にスクラッチがあることで判別できます。当店では食器の鑑別に詳しいスタッフが貴重なロイヤルコペンハーゲンの価値をしっかり見極めて買取を行います。