ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)買取

大航海時代に一世を風靡したマリンクロノメーターがブランドの原点

ユリス・ナルダン(ULYSSE NARDIN)は、1846年創業の時計ブランドです。
19世紀は英国やスペインが世界の海を帆船で航海していた時代です。

当時の航海技術は、現在位置を得るために、精度の高いマリンクロノメーターという時計を用いて緯度と経度を割り出していました。
しかし、船の中は波で揺れるため、時計のヒゲゼンマイの精度に影響を与えるため、一般の時計では精度が足りません。
ユリス・ナルダンは、極めて高性能のマリンクロノメーターを製造して有名になりました。

神奈川県横須賀市に展示されている軍艦三笠にも、ユリス・ナルダンのクロノメーターが保存されています。
ユリス・ナルダンは、海や自然が好きな人々の心を揺さぶらずにはおれないロマンに満ちたブランドなのです。
生産本数は決して多くないにもかかわらず、常に買取市場で人気ブランドとなっていることからも、ユリス・ナルダンの愛好家が多いことがうかがわれます。

超絶技術を駆使したアストラーベ(天文時計)で再び時代の寵児に

20世紀になって航海技術が発達すると、マリンクロノメーターの需要はほぼ消滅しましたが、1983年になるとユリス・ナルダンに転機が訪れます。
天才的な時計師、ルードヴィッヒ・エクスリン博士がユリス・ナルダンのために天文時計(アストラーベ)を設計することになったのです。

クォーツ時計を見慣れていた人々にとって、昔の人々が天体観測のために使用していたアストラーベの精密さはまさに驚きでした。
月例、月や太陽の位置、潮の満ち干などを表すと共に、円盤ディスク上に太陽系の恒星が回っているのです。

ユリス・ナルダンは、この天文時計によって再評価され、人々に本格機械式時計を作るマニュファクチュールとして認められました。

エナメル装飾時計やマリンクロノメーターウォッチが買取で人気

ユリス・ナルダンは、天文時計だけでなく、文字盤にエナメル装飾を施したドレスウォッチや、腕時計サイズのマリンクロノメーター、ワンプッシャークロノグラフなど、ユニークなモデルを次々と発表しています。
いずれも製造本数が少ない稀少な時計なので、買取市場で人気を呼んでいます。