オリンパスのカメラの歴史

2016/09/15

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デジタルカメラの他にも医療用の内視鏡や顕微鏡、録音機などを製造し販売しているオリンパス。

内視鏡やICレコーダーの分野では、世界の7割以上のシェアを持つトップメーカーです。

胃カメラなどもオリンパスが世界で最初に製品化したことで有名です。

カメラの分野においては、ニコン、キヤノンの後塵を拝しているものの、それに次ぐ事業規模を持っています。

そんなオリンパスのカメラの歴史をご紹介しましょう。

創業からの一貫した事業展開

オリンパスは、1919年(大正8年)に山下長氏が「高千穂製作所」として創業しました。

創業当時はまったく違う事業展開をしていた大企業も珍しくはありませんが、オリンパスの創業時の事業分野は、顕微鏡などの光学機器。

創業から100年あまり、長い長い時間をかけて技術を培って、いまの世界シェアトップの座に君臨しているのだと言えるのではないでしょうか。

ちなみにオリンパスの社名は、1949年(昭和24年)、東京証券取引所に上場した年に変更したもの。

由来はお気づきだと思いますが、ギリシャ神話で神々が住む山と言われた「オリンポス山」にちなんでいるそうです。

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80年の歴史を持ったオリンパスのカメラ

オリンパスカメラの歴史は古く、80年以上の歴史があります。

オリンパス最初のカメラ「セミオリンパスI型」発売されたのが、1936年(昭和11年)ですが、わずか2年ほど前の1934年(昭和9年)からカメラの試作を始めたというから驚きです。

それまでに顕微鏡の開発・製造で培ってきた技術が土台になり、わずか2年という短期間で、第1号カメラが発売できたのではないでしょうか。

セミオリンパスI型は、初任給75円の時代に105円という高級機種。

現代で考えれば30万円ほどの価格になると考えられます。

第1号カメラから62年後、デジタルカメラを発売

オリンパスカメラ第1号の「セミオリンパスI型」の発売から62年後の1996年(平成8年)、オリンパスは「CAMEDIA C-800L」というデジタルカメラを発売します。

1996年というとWindows95が発売された翌年。パソコンを一気に普及させたWindows98の発売の2年前です。

現代でこそ、デジタルカメラが主流ですが、この当時のデジタルカメラはまだまだパソコンの周辺機器扱いで、おもちゃみたいなものだと思われていました。

そんな中、オリンパスは画質にこだわった使いやすいデジタルカメラを、普及価格帯で発売して大ヒット。

まさに、いまのデジタルカメラ業界を牽引してきたメーカーであると言え流のではないでしょうか。

そして翌1997年(平成9年)には、「CAMEDIA C-1400L」でデジタル一眼レフに殴りこみます。

ここでも画質とその価格が市場から支持され、「画質のオリンパス」という現代に通じる礎を築いていくことになります。

特にこの当時驚くのは、技術の進歩の速さ。

デジタルカメラ第1号のCAMEDIA C-800Lから、わずか1年後に発売されたCAMEDIA C-1400Lは、画素数で約2倍、発売価格はなんと同じだというから驚きです。

そんなデジタルカメラ黎明期を戦ってきたオリンパス。カメラ売り場に訪れた際には、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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