【2025年最新】銀価格はこれからいくらまで上がる?過去の推移を分析して今後の高騰を予想!

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大嶋 雄介
著 者

大嶋 雄介

2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。

◾️ 目次

銀価格の現状とこれまでの価格推移

金価格の高騰というニュースはよく耳にしますが、近年では銀(シルバー)の価格動向にも注目が集まっています。これまで金に比べてやや影の薄かった銀ですが、近年では価格がじわじわと上昇し、その市場価値が見直されつつあります。銀は宝飾品としてだけでなく、工業用・投資用としての需要も高く、その価格変動には経済や技術革新の影響が色濃く反映されます。ここでは過去20年の主要な出来事と価格変動の関係を振り返ります。

2001年~2006年:個人投資家の増加による高騰

2000年代初頭、インターネットの普及と共に個人投資家が急増し、金や銀などの実物資産への関心が高まりました。特に銀は、金よりも少額で購入できることから「庶民の投資先」として注目され、需要が高まりました。これにより、銀価格は2001年の1オンス約4ドル台から、2006年には約8ドル~14ドル台まで上昇する動きを見せました。

2007年~2009年:リーマンショックによる金融危機での急落

2008年に発生したリーマンショックは世界中の金融市場に大打撃を与えました。安全資産としての銀への需要も一時的に落ち込み、価格は2008年初頭の20ドル近辺から、同年末には10ドル以下へと急落。しかし、混乱が落ち着くとともに、再び金とともに見直される動きが見られました。

2010年~2015年:中国の銀需要層かや新興国の需要拡大によるバブルと崩壊

2010年代初頭には、中国をはじめとする新興国の急成長により、銀の工業需要が大幅に拡大。特に太陽光発電や電子機器分野での使用量が増え、銀価格は2011年に約48ドルという過去最高水準まで急騰。しかしその後、需要過多や投機熱の冷却により価格は下落し、2015年には約14ドル台まで低下しました。

2016年~2019年:アメリカの金利政策による価格上昇

2016年以降、アメリカの金利引き上げに対する警戒感や、トランプ政権下の不透明な経済政策を背景に、安全資産への資金流入が増加。銀もその恩恵を受け、価格は緩やかながらも上昇トレンドを描きました。この時期、価格は15~18ドル台で推移しました。

2020年~2021年:コロナショックによる急落とその後の急騰

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界経済は大混乱に見舞われ、銀価格も一時急落。しかし、各国政府による大規模な金融緩和政策と景気刺激策により、銀は再び注目を集め、2021年には30ドルを超える場面も見られました。特に投資家の代替資産需要の高まりが価格上昇を後押ししました。

2021年~2022年:ウクライナ侵攻による世界情勢の不安定化での急騰

ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年初頭、地政学的リスクの高まりから金と同様に銀にも安全資産としての需要が集中。価格は短期的に急騰し、30ドル近くまで上昇しました。世界情勢の不安定さが貴金属全体の価値を引き上げる材料となりました。

2023年~2024年:世界的な高金利政策による安全資産の需要が高まり急騰

インフレ対策の一環として、世界各国が高金利政策を推し進める中、安全資産への回帰が進みました。金価格が過去最高値を更新する中、銀にも注目が集まり、2024年には約12年半ぶりの高値を記録。投資対象としての魅力が再認識され、現物・ETF・先物取引を通じて需要が増加しました。

銀コラム画像

本日の1g当たりの銀相場

データ取得日 :

(前日比)
プラチナ (前日比)
(前日比)

銀種別相場表

金のレート(1gあたり)
インゴット(金)
K24
K22
K21.6
K20
K18
K14
K12
K10
K9
K8
K5
K18WG
K14WG
プラチナのレート(1gあたり)
インゴット(Pt)
Pt1000
Pt950
Pt900
Pt850
銀のレート(1gあたり)
インゴット(銀)
SV1000
SV925

銀価格はこれから高騰する?

2025年現在、銀価格は引き続き上昇傾向にあります。金価格の高騰と連動する形で、銀も再評価されており、市場関係者の間では「金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)」に注目が集まっています。現在この比率は80以上となる場面も多く、歴史的な平均値(約60〜70)から見ると、銀はまだ過小評価されていると考えられます。つまり、割安な今の価格帯は投資チャンスと捉えることもできるのです。

銀価格がこれから高騰すると予想される理由

工業用途における需要の増加

銀は電気伝導性・熱伝導性に優れており、工業用途で幅広く使われています。特に太陽光発電パネル、電気自動車(EV)、5G通信機器、医療機器などにおいては銀が不可欠です。今後、再生可能エネルギーやクリーンテックの進展が続けば、銀の需要はさらに増加し、価格上昇の要因となるでしょう。

上昇傾向にある金の価格と連動する傾向があるから

銀は金と価格の連動性が高く、金相場の上昇は銀相場の上昇にもつながるケースが多く見られます。2025年現在、金は過去最高値を更新中であり、銀もそれに追随する形でじわじわと価格を上げています。金に比べて購入しやすい点も、銀の人気を後押ししています。

長期的なインフレの可能性があるから

世界的なインフレ傾向は、実物資産である銀への投資ニーズを高める傾向があります。中央銀行の金利引き下げが再び始まれば、実物資産の魅力はさらに増し、銀への資金流入が加速する可能性があります。長期的に見ると、インフレは銀価格の上昇要因となり得るのです。

銀の鉱山生産量が減少傾向にあるから

近年、銀の主要産出国であるメキシコやペルーにおいて、鉱山の操業停止や環境規制の強化が進んでいます。その影響で供給量は減少傾向にあり、需給バランスの観点からも銀価格の上昇は避けられないと見る専門家が増えています。

銀を高値で売る方法

できるだけ銀製品をまとめて査定に出す

複数の銀製品を一度にまとめて査定に出すことで、買取業者によっては査定額のアップが見込めます。特に銀食器やアクセサリー、銀歯などが複数ある場合は、まとめて売却するのが効率的です。

定期的なメンテナンスを欠かさない

銀は酸化しやすく、放置すると黒ずんでしまいます。定期的に磨いておくことで、特に銀製のアクセサリーやジュエリー類は美観を保ち査定時の印象も良くなります。保管状態が良好な製品ほど高評価を得やすい傾向にあります。

付属品があれば一緒に査定に出す

銀製品の箱、保証書、購入時のレシートなどが残っている場合は必ず一緒に査定に出しましょう。特にブランド銀製品は、付属品の有無が査定額に大きく影響することがあります。

早期の査定を心掛ける

銀価格が高騰しているタイミングであれば、迷わず早めに査定・売却を検討しましょう。タイミングを逃すと、価格が下落し機会損失になる恐れがあります。こまめに相場をチェックしておくことが大切です。

複数の買取業者の見積もりを比較する

買取額には業者ごとの違いがあるため、複数社で査定を受けて比較することをおすすめします。口コミや評判も参考にして、信頼できる業者を選ぶことが高値売却のポイントです。

買取業者の選び方

銀の専門知識があるプロ査定士を選ぶ

査定士に銀製品の知識があるかどうかは、適正価格での買取をしてもらう上で非常に重要です。専門知識の有無によって、査定結果に差が出ることもあるため、プロの査定士がいる業者を選びましょう。

銀製品の買い取り実績が豊富なお店を選ぶ

実績が豊富な店舗は、市場価格を踏まえた正確な査定が期待できます。また、銀の価値に対する理解が深いため、高値での買取が可能となる場合も多いです。

グラム当たりの相場を提示してくれるお店を選ぶ

買取価格の提示の仕方は様々ですが、まとめていくらという買取価格の提示の仕方をするお店は避けるのが賢明です。グラム当たりの買取価格や商品ごとの査定額を提示してくれるお店を選びましょう。

まとめ

これまで金に比べて影が薄かった銀ですが、近年その需要と価格は急速に高まりつつあります。特に再生可能エネルギーやテクノロジー分野における工業需要の拡大、そして世界的な経済不安定を背景に、安全資産としての魅力が再評価されています。2025年以降も引き続き注目すべき資産の一つである銀。ご自宅に眠っている銀製品があれば、ぜひ一度査定に出してみてください。今が売り時かもしれません。

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