パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の代表モデル

2020/01/09

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創業から約180年の歴史を持つスイスの名門高級時計メーカー「パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)」。その顧客には、世界各国の王侯貴族から、歴史上の偉人や著名人まで名を連ねます。今回はそんな老舗マニュファクチュールが誇る代表的なモデルを紹介したいと思います。

世界最高峰の名門マニュファクチュールとは

1839年創業の長い歴史を持つスイスの名門マニュファクチュール(自社一貫製造する時計メーカー)「パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)」は、ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin )、オーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET)と共に、世界三大高級時計メーカーとして並び称されています。

創業から約180年に渡り一度も途絶えることなく、「世界最高の時計を作る」ことに情熱を注ぎ、開発技術だけとっても特許の数は80を超え、独自の複雑機構を次々と産み出してきました。
また、部品一つ一つまで完璧に仕上げる徹底ぶりで、品質保証においては数百冊におよぶ創業以来の顧客名簿が厳重に管理されており、たとえ「百年以上前のモデルであっても必ず修理する」と永久修理を約束しています。
2009年には独自の永続的な品質を保証する「パテックフィリップ・シール」を制定し、スイス政府及びジュネーヴ州によって規定されている最高級スイス時計の証「ジュネーブ・シール」を上回る厳しい基準で、自社の品質やアフターサービスを保証する仕組みを作り出しています。

このように、どれをとって見ても「世界最高基準」のパテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の時計は、中古でも価値が下がらない時計として知られています。
時計界の最高峰に君臨し続ける名門マニュファクチュールが産み出してきた、数々の傑作の中から特に人気の高い代表モデルをご紹介したいと思います。

カラトラバ

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パテック・フィリップを象徴する代表モデル「カラトラバ」。究極のドレスウォッチとして知られ、1932年の発表から今も続くコレクションであり、多くの時計メーカーのドレスウォッチのお手本として影響を与えたと言われています。
「カラトラバ」の名前の由来は、12世紀のスペインで設立されたカラトラバ騎士団に由来するそうで、パテック・フィリップのシンボルマークも、このカラトラバ騎士団のエンブレム(紋章)である十字架がモチーフにデザインされています。

1932年最初に発表されたモデル「カラトラバ96」は、ドイツの総合芸術の学校であり、その芸術哲学でもある「バウハウス」の「機能がフォルムを決定する」という造形美の考えからインスピレーションを受け誕生したと言われており、一切の無駄を省いたシンプルなデザインと機能美を追求したフォルムは、ラウンド型腕時計の傑作として知られており、日本では「クンロク」「キュウロク」の愛称で呼ばれています。

また、「カラトラバ」は昭和天皇もご愛用されたことでも知られており、発売が開始されてから90年近く経つ今もパテック・フィリップ一番のロングセラーモデルとして、世代を超えて人々から愛されています。

グランド・コンプリケーション/コンプリケーション

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コンプリケーションとは日本語で「複雑」という意味ですが、時計で言うと「複雑で高度な技術が込められている時計」の意で、「グランド・コンプリケーション」「コンプリケーション」コレクションは、パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の最高技術の集大成と言っても過言ではありません。

パテック・フィリップのコンプリケーテッド・ウォッチと呼ばれる、時刻と日付表示以外の機能を備えた時計の中で、実用性を伴った特別な機能や複雑機構を搭載したコレクションが「コンプリケーション」であり、対する「グランド・コンプリケーション」は、パテック・フィリップが持てる最高技術の結晶であり、有名な「キャリバー89」や「3940」などを代表とするその時代ごとの最高峰のコレクションとして位置付けられています。
1985年に誕生したグランド・コンプリケーションコレクションの「3940」は、永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)を搭載したモデルで、時計に厳しい愛好家からも認められた逸品です。
常に機械式時計の頂点を目指し、究極の時計製作にチャレンジするモデルこそが「グランド・コンプリケーション」なのです。
また、「コンプリケーション」は、日々の実用性に有用な年次カレンダー、デュアル・タイムゾーン、ワールドタイム、最薄機構のクロノグラフなど複雑機構を搭載し、操作性を兼ね備えたモデルであり、マニュファクチュールの技術力の高さを世の中に証明したモデルと言えるでしょう。

ノーチラス

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ラグジュアリースポーツウォッチの傑作として知られる「ノーチラス」。その名前の由来はフランスの小説家ジュール・ヴェルヌの代表作「海底二万里」などに登場する潜水艦「ノーチラス号」に由来し、デザインは世界的に有名な時計デザイナー、チャールズ・ジェラルド・ジェンタによるもので、彼の代表作の1つとなりました。
1976年に発表されたノーチラス・コレクションは、当時スリムなフォルムのケースが主流だった時代に、丸みを帯びた8角形のベゼルに、海を思わせる特徴的な文字盤と、船の舷窓からインスピレーションを得た大型のステンレススチールのケースで、腕時計の常識を覆し、世界を驚かせました。その容姿から「ジャンボ」の愛称で親しまれています。

パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)独自のアニュアルカレンダー(カレンダー機構)を搭載したハイスペックモデルであり、現在メンズ用・レディース用ともにスポーツウォッチの定番コレクションとしてその後継モデルが展開されています。

アクアノート

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1997年にノーチラスに次ぐスポーツモデルとして発表された「アクアノート」。そのノーチラスからインスピレーションを得た丸みを帯びた8角形のケースと防水・耐久性・紫外線耐性に優れたハイテクウォッチです。パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の時計では珍しい120m防水やねじ込み式の竜頭など、スポーツテイストが強いスペックが特徴のコレクションです。

発表当時、アクティブ仕様のスポーツウォッチであると共に、気品漂うデザインと腕時計としての完成度の高さに、大きな話題を呼びました。

その他にも、レクタングラー型・トノー型・クッション型など丸型以外の時計ケースが特徴のタイムピースコレクション「ゴンドーロ」、ギリシャの数学者により発見されたといわれる黄金の縦横比率で、円と長方形の融合した楕円形の独創性に溢れた美しいケースが特徴的な「ゴールデン・エリプス」、メンズの印象が強いパテック・フィリップがエレガントなドレスウォッチとしてデザインしたレディース用のタイムピース「TWENTY-4」など、どのコレクションも最高の機能性と芸術性を兼ね備え存在感を放っています。
ご紹介したパテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)の時計は、投資対象となるほど年月が流れてもその価値は衰えず、今も時計愛好家の間では最後に目指す時計コレクションの頂点として高く聳え立っています。

Writed by 上田勝太

上田 勝太

ゴールドプラザ 主任鑑定士
1985年生まれ 鑑定士歴15年
月次の最高買取金額10億円 各ニュースに出演

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