トルコ石の産地ごとの特徴

2016/03/28

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イランやギリシャ、中国などで古代から装飾品などとして珍重されてきたトルコ石。

「ターコイズ」とも呼ばれる晴れ渡った空のような青い色をしたこの宝石は、現在でも世界中の人々に愛されています。

ここでは、トルコ石の産地やそれぞれの産地で採掘される石の特徴についてご紹介しましょう。

トルコ石の主な産地とそれぞれの特徴

トルコ石の主な産地はイランのネイシャブル鉱山で、他にはアメリカや中国、あまり知られていませんが、シナイ半島などがあります。

トルコ石は美しい石が採掘されても、1年経たないうちに白く変色してしまうものも多いですが、イランのネイシャブル鉱山やシナイ半島などでは持続性のあるトルコ石が産出されています。

それでは、トルコ石の主な産地ごとに産出されるトルコ石の特徴をご紹介しましょう。

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イラン産のトルコ石

2000年もの長い間、トルコ石を採掘、供給し続けてきたイラン。

王冠などの装飾として使われたものなど数百年以上経過したものは例外ですが、研磨してから20年以上経ったものでも美しいターコイズブルーを保つという高品質な石が採掘されることが特徴です。

元々トルコ石は、イラン産の石をトルコの商人がヨーロッパへ広めたため「トルコ石」と呼ばれるようになったそうです。

アメリカ産のトルコ石

トルコ石には独特のメイトリックスという蜘蛛の巣のような黒い模様が入っていることが一般的ですが、アメリカ・アリゾナ産のトルコ石はこのメイトリックスが入っているものと入っていないものがあります。

また、イラン産に比べて耐久性が低いという特徴があり、変色する可能性もあるので、原石に透明なアクリルを浸透させてからカットしています。

中国産のトルコ石

中国産のトルコ石は色が濃いめである石が多く、ほとんどの石にメイトリックスが入っているのが特徴です。

グリーンの石が多く産出されますが、美しい色のものが採掘されるのは少ないとされています。

また、アリゾナ産と同様に耐久性が低いので、アクリルを浸透させる処理が必要です。

トルコ石の見分け方

トルコ石の品質をチェックする際は、イラン産の天然の石であるか、アクリルを浸透させる処理を施しているかが重要となります。

イラン産の天然の石はクオリティが高いとされていますが、アクリル処理を施したものはアクセサリークオリティとなります。

どちらにも品質の決め手として共通するのは、全体に緑がかっているかどうかと、形の良さです。

また、メイトリックスがバランス良く入っている石や、無地の石は評価が高くなります。

トルコ石を購入する際には、今回ご紹介したようなポイントをチェックすることをおすすめします。

ただし、トルコ石は非常に耐久性が低く、香水や化粧品などが付着したり、長時間日光に当てたりすることで変質してしまうおそれがありますので、取り扱いには注意が必要です。

皮脂に弱いので、身に着けた後には柔らかい布で拭くなどを心がけてください。

美しい状態で長く愛用するために、日頃からのお手入れをしっかりと行うことが大切です。

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