アレキサンドライトの産地ごとの特徴

2015/11/05

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アレキサンドライトはキャッツアイなどと同じクリソベリルの一種で、太陽光や白熱電灯などの光によって、石自体の色味が変化するという特徴を持つ宝石です。

その特徴からか、石言葉は「秘めた思い」。

なんだか意味深な言葉ですよね。

では、このアレキサンドライトはどんな国で産出され、それぞれの産地ごとにどのような違いがあるのでしょうか。

代表的な産地ごとの特徴をご紹介しましょう。

アレキサンドライトの主な産地と特徴

アレキサンドライトが初めて発見されたのは1830年、ロシアのウラル。

1900年代に入ってからはスリランカやブラジルなどで大量に産出され、好景気の頃は日本でも所有者の多い宝石でしたが、その後ブラジルでの産出量が減ったことで、現在は希少性の高い宝石となっています。

当たる光の種類によって色が変化するアレキサンドライトですが、その色味は産地によって微妙な違いがあります。

産地ごとの特徴は次の通りです。

ロシア・ウラル産

最初にアレキサンドライトが産出されるようになったロシアのウラルですが、すでにほとんど採り尽されたとも言われています。

しかし最近では、少量ではありますが、原石が研磨地へ入って来ている状況です。

この地域のアレキサンドライトは内包物が多く、最高品質であるジェムクオリティのものは極わずかですが、光による色の変化がはっきりしているのが特徴です。

太陽光の下ではグリーン、白熱電灯の下では赤紫へと変わります。

ブラジル産

それまではキャッツアイなどとともに少量のみ産出されていましたが、1987年にミナス・ジェライス州で突如大量に産出されたブラジル産のアレキサンドライトは、ほかの産地と比べて透明度が高いことが特徴です。

また色味は、太陽光の下では青みが強いグリーン、白熱電灯の下では赤紫にはっきりと変わるのが特徴です。

スリランカ産

スリランカ産のアレキサンドライトはロシア産に比べてサイズが大きく、太陽光の下ではやや黄色がかったグリーンになります。

ただし白熱電灯の下での赤への変化の度合いが、他の産地のものよりも弱いという特徴も。

このように色の変化が少ないものは、価値が低くなってしまう傾向があります。

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高品質なアレキサンドライトとは?

アレキサンドライトの最高品質であるジェムクオリティの条件は、形が良くて透明度が高く、肉眼で確認できる傷がないこと。

そして太陽光の下では美しいグリーン、白熱電灯の下でははっきりとした赤紫に変化することが重要です。

サイズが大きくなるにつれ、グリーンはより黄色の色味が強くなり、赤紫は茶色に近くなるという傾向があるので、5カラットを超えても美しいグリーンと赤紫にはっきり変化するものは非常に希少で高価となっています。

アレキサンドライトは、色の変化の度合いが品質を見極めるポイントとなります。

アレキサンドライトをお持ちの方は、太陽光と白熱電灯に当ててどのように色が変化するかを確認することで、おおよその産地や品質のレベルが分かるかと思いますので、ぜひ一度、ご自身で試してみてください。

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