キャッツアイの意味とは?その特徴や選び方

2016/04/22

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猫の目のような縦ラインが現れる不思議な宝石であるキャッツアイ。

日本国内では女性用のジュエリーとして楽しまれることが一般的ですが、アメリカでは大振りのキャッツアイを男性用リングとして使用することも多いようです。

ここでは、世界中で愛されているキャッツアイについて、その意味や歴史、特徴、選び方のポイントをご紹介しましょう。

キャッツアイの意味と歴史

文字通り、猫の目に似ているからキャッツアイと呼ばれるこの石は、1世紀末頃のローマではすでに知られた宝石で、非常に長い歴史を持っています。

キャッツアイの主な産地であるスリランカの言い伝えによると、キャッツアイは「悪魔から身を守る」とされ、東洋においては眉間に当てることで「先見の明が得られる」と信じられていました。

その不思議な見た目と輝きが何かしらのパワーを持つと信じられていたようです。

ジュエリーとしてのキャッツアイは、19世紀の終わりにイギリス王室のコノート公爵が婚約指輪に選んだことで注目を集めたと言われています。

それまではコレクターの間で楽しまれるくらいでしたが、この出来事を境に一般の人たちにも人気が出て、価格も急上昇していきました。

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キャッツアイの特徴

光の縦ライン、猫目効果を意味する「シャトヤンシー」は、フランス語のシャット(猫)からきています。

実はキャッツアイ以外にもシャトヤンシーが現れる宝石は多く、例えばジルコンやエメラルド、トルマリンなど、その数は約50種にものぼります。

こうした宝石は「トルマリンキャッツアイ」といったように、宝石名の後に「キャッツアイ」という名前をつけることで他の宝石と区別されています。

ただし、「キャッツアイ」という名称は、通常は「クリソベリルキャッツアイ」のことを指します。

混同しないように覚えておきましょう。

中央にある光のラインが、光源に合わせてまるで猫の目のように左右に動くのがキャッツアイの特徴で、光源に近い部分はハチミツ色に、遠い部分はミルク色に変化します。

ミルク&ハニーが理想と言われていますが、実際に市場に出回っている石はハチミツ色というよりもレモン色や緑がかった黄色であることが多いようです。

キャッツアイの選び方

キャッツアイを選ぶ最も重要なポイントは、中央に現れる光の縦ラインが美しいこと。

縦ラインはインクリュージョン(鉱物の中に含まれる液体や結晶のこと)に光が反射して見えるものなので、正確にカットされていないと、宝石の中央からずれたり波打って見えたりします。

そのため、キャッツアイを選ぶときにはカットの正確さはきちんと見極めたいところです。

また、シャトヤンシーのバランスと石全体の色の美しさを兼ね備えた、高品質なキャッツアイはなかなか目にすることができないと言われています。

色を重視するか、シャトヤンシーを重視するのかをあらかじめ決めておくことも、キャッツアイを選ぶときの重要なポイントとなるでしょう。

キャッツアイは見た目が非常に印象的な石ですので、小ぶりのサイズであっても十分にアクセントになります。

個体差が大きい石でもありますので、購入を希望する方は自分の好みをハッキリさせておくことが大切。

全体のカラーの濃さやシャトヤンシーの色と幅など、ある程度の基準を決めてから探すことをおすすめします。

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