カルティエサントスとは?誕生100余年の歴史とその魅力

2016/12/26

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今も多くの人に愛用されているカルティエの人気ライン「サントス」は、誕生してから100年以上の歴史あるラインです。
ここでは、カルティエサントスの特徴や魅力、誕生からこれまでの歴史についてご紹介しましょう。

カルティエサントスは飛行家の依頼により製作

カルティエサントスが誕生したきっかけは、アルベルト・サントス・デュモンという飛行家からの依頼によるものでした。
あるパーティでライト兄弟と並ぶほどの飛行家だったサントスと出会ったルイ・カルティエは、会話の中で「飛行中に手を離さずに見ることができる時計が欲しい」と依頼されます。
そうして開発・発表された腕時計は、依頼者の名前「サントス・デュモン」をそのままモデル名としてつけられました。

本格的な腕時計として初めて誕生

携帯できる時計としては懐中時計が主流であった1904年に、パイロット向けの時計として、男性用の本格的な腕時計として製作されたサントス。
発表された当初は、パイロットだけでなく、多くの男性から注目を集めたと言われています。
そして、この腕時計を原型とした「サントス」が1911年に一般発売されます。

飛行機からイメージしたデザイン

サントスは、懐中時計の丸いイメージから離れた「角型ケース」を採用した点も、斬新なデザインとして話題を呼びました。カルティエの創造性の高さを示しているラインとも言えます。
また、ケースに打ち込まれたビスは飛行機のパーツをつなぐネジをモチーフに、さらに機体に敬意を表してダイヤルなどの角が丸みを帯びたデザインになっています。
サントスは、パイロット向けとして製作されたため、飛行機にヒントを得たデザインを多く採用していると言えるでしょう。

サントス愛用機の名前や100年記念モデルも登場

カルティエサントスは、発売から100年の間にさまざまなタイプのモデルが登場しています。
2004年には、製作から100年を記念して「サントス100」が発表。
翌年の2005年には、飛行家のサントスにとって最後の愛用機となった飛行機から名付けられた、エレガントでフェミニンな女性向けモデル「ドゥモアゼル」も新たに登場しています。

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カルティエサントスの魅力とは

ローマ数字の文字盤に角型のケースというのは、カルティエの腕時計には多くあるデザインですが、角が丸みを帯びている点やビスがデザインの一部として活かされている点など、さりげなく個性を主張している点がカルティエサントスの魅力です。
またブレスレットの素材や色が豊富なので、性別や年齢を問わず、それぞれに合ったものを見つけやすいということも魅力の1つでしょう。
カルティエの腕時計の中で最も長い歴史がありながら、新しいモデルが登場し続けているサントス。
バリエーション豊富なラインなので、その動向に注目が集っています。