宝石鑑定のプロ鑑定士の資格を学ぶ
2016/09/12
美しい宝石に携わる仕事がしたい!
そう憧れる人もいるかと思います。
宝石を扱う店舗には「宝石鑑定士」と呼ばれる人がいますが、この仕事に就くためには宝石に関するさまざまな知識が必要です。
そこで今回は、宝石を扱う仕事に興味がある方や宝石について詳しくなりたい方のために、宝石鑑定士は具体的にどういった仕事をするのか、また宝石鑑定士に関する資格についてご紹介します。
宝石鑑定士とは
宝石鑑定士は、宝石の真贋判定や鑑定、グレーティングと呼ばれる格付けを行うことなどが主な仕事。
つまり、宝石の品質や価値を判定する仕事だと言えるでしょう。
宝石専門店やデパートなどの宝石売り場に勤務することが一般的ですが、中には宝石鑑定機関などに勤務している方もいます。
宝石鑑定士になるためには
宝石鑑定士はとても専門性が高い仕事で、資格を取得している方がその鑑定の信頼性が高くなることはもちろん、資格を取得している方が就職先を探す際にも有利になる場合があるようです。
ただし宝石鑑定士に関する国家資格はなく、民間の機関が認定している資格のみですので、資格の種類がかなり多く、どれを取得すればいいのか分からないという方も多いようです。
ここでは、主要な3つの資格をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
GG(Graduate Gemologist)
米国宝石学会が認定している資格で、世界に通じる宝石鑑定資格の1つとされています。
日本でも取得者は多く、スクールは現在アメリカをはじめ世界各地に約10校あり、韓国や台湾、香港などにもあります。
以前は日本にもありましたが現在は閉校していますので、他国でしか取得できません。
通学で約240万円、通信コースで140万円ほどの学費が必要とされています。
FGA(Fellow of Gemmological Association of Great Britian)
カラーストーンの権威と言われる英国宝石学協会が認定している資格で、GGと並び世界に通じる資格と言われています。
日本では、日本宝飾クラフト学院でファンデーション試験とディプロマ試験に合格することで、このFGAの資格を取得することができます。
通学で約170万円、通信コースは約150万円の学費が必要になります。
JBSジュエリー鑑定士
日本の民間団体が認定を行う宝石鑑定士に関する資格もあります。
滋賀県にあるジャパンジュエリービジネススクールでは、JBSジュエリー鑑定士という資格を取得することができます。
こちらはJBSジュエリー鑑定士資格コースを修了することで認定される資格。
必要な費用は約50万円ですので、上記2つの資格と比べると取得しやすいと言えるでしょう。
今回は主要な資格のみをご紹介しましたが、中には宝石販売員向けの資格もありますので、自分が希望する業務内容にあった資格を選ぶことが大切です。
また、宝石に関する仕事に就く予定のない方でも、宝石に関する専門的な知識があれば購入する際や買取をしてもらう際に、その店舗が信頼できるかどうかを判断ができるはずです。
宝石に興味のある方は勉強してみてはいかがでしょうか。