リコーのカメラの歴史

2016/06/23

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コピーやFAX、レーザープリンターのメーカーとして有名なリコーですが、高級コンパクトデジタルカメラのGRシリーズに代表されるように、デジタルカメラの分野においても存在感を放っているメーカーです。

このページでは、リコーの創業からの歩みなどその歴史についてご紹介しましょう。

「理研陽画感光紙」の製造・販売会社として創業

リコーは、1917年(大正6年)に創設された理化学研究所が開発した「理研陽画感光紙」の製造と販売を目的に設立されました。

もともと理研陽画感光紙は、理化学研究所の研究成果を事業化するために設立された「理化学興業株式会社」で販売していて、その時も売り上げは好調だったと言います。

ところがある時、爆発的に販売する男が九州に現れます。

その男こそ、リコーの設立者である市村清でした。

市村清は業績拡大の成果が認められ、理研陽画感光紙の担当部長から取締役にまで抜擢されることになります。

そして1936年、のちの株式会社リコーになる、理研感光紙株式会社を設立、独立しました。

リコーの設立は、爆発的な販売力で業績を拡大したことから始まったという経緯もあってか、現代では「販売のリコー」などと呼ばれ、そのは販売網の広さなどは有名です。

実は長い歴史を持ったリコーのカメラ

カメラというとニコンやキヤノンなどのメーカーを思い浮かべる方も多いと思いますが、リコーのカメラもニコンなどに引けを取らない歴史を持っています。

リコー初のカメラ「セミオリンピック」が発売されたのは、1937年(昭和12年)。2016年時点で、80年近い歴史を持っています。

実はニコンの第1号カメラは1948年(昭和23年)なので、カメラ本体の製品化という意味では、ニコンよりも10年近く歴史が古いことになります。
(ただ、ニコンはすでにこの当時、「NIKKORレンズ」が写真レンズのトップブランドになっており、この分野ではリコーの方が後発)

その後も様々なカメラを製造し販売してきたリコーは、「性能の割に価格が安い」というコストパフォーマンスの高さが市場で人気となり、その地位を確かなものにしていきます。

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高級コンパクトデジカメを確立した「GRデジタルシリーズ」

リコーのデジタルカメラと言えば、「高級コンパクトデジタルカメラ」という分野を確立したGRデジタルシリーズが有名です。

GRデジタルシリーズは、価格の安さや利便性の高さが求められているコンパクトデジタルカメラという分野で、あえて高級感のあるボディー、高性能・高画質を追求したデジタルカメラ。

豊富なオプションパーツなども揃っているGRデジタルシリーズは、他社のコンパクトデジタルカメラにも強い影響を与えました。

このシリーズは、ライフサイクルの短いデジタル家電業界にあって、異例のロングセラーを記録し、今なお最高ランクのコンパクトデジタルカメラとして君臨しています。

リコーは、意外な成り立ちで生まれたメーカーですが、その技術力や影響力は本物です。カメラの販売コーナーに立ち寄った際には、手にとってみてはいかがでしょうか。

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