スワロフスキー(SWAROVSKI)の歴史

2018/05/13

クリスタルガラスと言えば「スワロフスキー」と言われるほど、日本でもその知名度が高く、実は100年以上の歴史と実績を誇る老舗でありながら、同時代創業のジュエリーブランドたちとは一線を画します。そんな「スワロフスキー」の歴史を辿っていきたいと思います。

オーストリアの老舗クリスタルブランドの始まり

スワロフスキー(SWAROVSKI)の創業者である、ダニエル・スワロフスキーは、1862年にオーストリア=ハンガリー帝国(現:チェコ共和国)に、今もチェコの伝統工芸であるボヘミアガラスのガラス職人の息子として生まれました。
若きダニエルは、当時珍しかった電気の博覧会で、その仕組みや可能性に刺激を受け、1891年に従来よりはるかに精密にクリスタルガラスをカットする電動機械を発明します。
その機械は、クリスタルガラスなどダイヤモンド類似石を指すラインストーンをはじめとしたガラス製品の生産工程において、従来の手作業によるカッティングや研磨に比べ、機械によるその作業は生産性や品質面においてはるかに向上しました。
また、彼は「誰もが手にすることができるダイヤモンド」のビジョンを掲げ、クリスタルガラスをよりダイヤモンドに近づけるため邁進します。
そんな、ダニエルが1895年にオーストリアのチロル州にスワロフスキー社を設立し、現在に続くスワロフスキー(SWAROVSKI)がスタートします。
それは、新たなジュエリー時代の始まりでした。

代名詞「スワロフスキー・クリスタル」と世界的ブランドへの飛躍

1800年代から、ヨーロッパではガラス職人たちが家内工業としてクリスタルガラスをはじめとするラインストーンを生産していましたが、1800年代後半よりスワロフスキー社は自社工場を設け、ガラス素材から製品加工に至るまでの全ての工程を行うことで量産を成功させ、同時に独自の製法と加工技術により高品質の製品を世の中に広く送り出しました。
やがて、人々がスワロフスキーのクリスタルを触れるようになると、その美しい輝きと精巧なカットは「スワロフスキー・クリスタル」と呼ばれ、フランスのヴェルサイユ宮殿、ヨーロッパの歴史的オペラ劇場、アメリカのカーネギーホール など、数々の有名建築物の装飾品を手がけたり、社交界用のスワロフスキー社のクリスタルやビーズをふんだんに使ったドレスが流行するなど、スワロフスキー(SWAROVSKI)といえば、クリスタルガラスの代名詞としてその名が世界に知れ渡りました。
また、1935年にはダニエルの息子ヴィルヘルム・スワロフスキーが、スワロフスキー社の技術を応用し双眼鏡を作ったことから、精密光学機器メーカーとしてスワロフスキー・オプティック社が設立されます。現在も、双眼鏡やスコープなどを生産し、スワロフスキー社のロゴが白鳥なのに対し、スワロフスキー・オプティック社は鷹をモチーフにしています。
そんななか、1956年にダニエル・スワロフスキーは亡くなります。
しかし、クリスタルガラスをダイアモンドと並び称される「スワロフスキー・クリスタル」へと押し上げた、彼の熱い情熱や革新的な技術は、現在もクリスタル製品の世界的リーダーとしてあり続けるために受け継がれています。

今も人々から愛されるスワロフスキーの魅力

20世紀のファッション界に欠かせないパーツ素材(ファンシーストーンやラインストーンなど)となった、スワロフスキー(SWAROVSKI)のクリスタルガラスは、ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、ジャン・ポール・ゴルチェなどの有名デザイナー、有名ミュージシャンやアーティスト、映画をはじめとしたエンターテインメント業界などに広く求められるようになり、高い芸術性を発揮したクリスタルジュエリーの作品群で世界を魅了しました。
近年ではニューヨークのロックフェラーセンター・クリスマスツリーにスワロフスキーのクリスタルガラスが使用され話題を呼びました。
1980年代にはアクセサリー分野にも進出して、一般に向けアクセサリー材料やデコレーション用のビーズやラインストーンなどのパーツ部材の製造販売を始めます。
また、スワロフスキー(SWAROVSKI)の商品は大きく、直営店舗や百貨店などで販売されている「既製品」と、前述の「部材商品」に分けられ、2009年にその部材商品類をプロダクトブランド名として統一し、「クリスタライズ-スワロフスキー・エレメント」呼ぶようになります。日本でも昨今、ネイルなどの素材として「スワロフスキー・エレメント」や「スワロフスキー・エレメンツ」としてその名が知られています。

1995年には、オーストリア本社のあるチロル州の州都インスブルック郊外のヴァッテンスに、創業100周年を記念してクリスタルのテーマパーク「スワロフスキー・クリスタル・ワールド」が建設されました。巨人の口から水が流れている巨大なモニュメントが有名で、幻想的な世界観でクリスタルの魅力を満喫できる現在も人気の観光スポットです。

スワロフスキー(SWAROVSKI)が今も世界中の人々から愛される理由は、創業者ダニエル・スワロフスキーが目指したテーマである、クリスタルガラスを「誰もが手にすることができるダイヤモンド」にすることであり、それは1世紀以上にわたりクラフツマンシップに込められ、私たちの日常においても記念日などに贈るプレゼントとして、ピアス・ネックレス・指輪・ブレスレット・ボールペンなどのスワロフスキー(SWAROVSKI)の人気ラインナップが誰にでも手の届く価格帯で購入できるからです。
オーストリアのスワロフスキー本社では、年間200億個以上のクリスタルが製造されているにもかかわらず、その素材や品質においても高い技術を誇り、創造性においては新たな個性を発揮し、今もクリスタルブランドの最高峰に君臨しています。

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