ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)の魅力

2016/03/07


今回のコラムは
フランスのハイジュエリーメゾン
「ヴァン クリーフ&アーペル」
についてお話させていただきたいと思います。

リシュモングループ

ヴァン クリーフ&アーペルは、パリのヴァンドーム広場22番地に本店を置き、女性向けのジュエリーをはじめ時計、香水などを扱う高級ブランドです。
代表的なコレクションは四つ葉のクローバーモチーフの「アルハンブラ」。
自然をモチーフとしたものが多く、職人がこだわり抜いた素材を使い手作りで生産されています。

現在、世界各国に70店舗、日本国内では17店舗を展開しています。
同じくフランスのジュエリー・時計ブランドのカルティエや、世界三大高級時計メーカーの一つとして数えられるヴァシュロン・コンスタンタンなど名立たる一流ブランドを有する「リシュモングループ」に属しています。

ブランド創設

ヴァン クリーフ&アーペル創設の歴史は、宝石カット専門職人の息子アルフレッド・ヴァン クリーフと宝石商の娘エステル・アーペルの出会いから始まります。
1895年、2人は結婚します。
1906年、アルフレッド・ヴァン クリーフとエステルの兄、シャルル・アーペルが「ヴァン クリーフ&アーペル」の名を商標登録し事業を開始。
パリのヴァンドーム広場22番地に本店をオープンしました。

数多くの著名人に愛されるジュエリー

ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーは、創設以来、スポーツ選手や王族など数多くの著名人に愛され続けてきました。
イギリス出身の女優、エリザベス・テイラーが愛用するジュエリーの多くは、元夫のリチャード・バートンから贈られたヴァン クリーフ&アーペルのものです。
ウィンザー公爵(イギリス国王 エドワード8世)は、ウォリス・シンプソンとの婚約に際し、ダイヤモンドとサファイヤで装飾されたブレスレットを贈りました。
モナコ公国大公のレーニエ3世も、同じく婚約に際しダイヤモンドとパールのジュエリーを贈っています。

代表作の歴史

1933年 化粧品やアクセサリーなどを入れて持ち運ぶ為のミノディエール ヴァニティケースを発表
1934年 ルドブレスレットを発表
1935年 南京錠を模したカデナウォッチを発表
1938年 形を変えるジュエリー パスパルトゥーを発表
1949年 後に発表される代表的な時計「ピエールアーペル」の基となるモデルを発表
1951年 ジップネックレスを発表
1968年 アルハンブラネックレスを発表
2006年 創業100周年を記念しポエティックコンプリケーション(時計)を発表
2008年 チャーム(時計)を発表
2012年 ピエールアーペル(時計)を発表