ウェッジウッド(Wedgwood)は、英国陶工の父と称えられているジョサイア・ウェッジウッドが1759年に始めた食器のメーカーです。17世紀まで、ヨーロッパの高級陶磁器といえば、オランダ製が主流でしたが、ウェッジウッドは独自の技法で美しいクリーム色の磁器を製造することに成功しました。この時期が大評判となってシャーロット王妃に収めるほどとなり、王妃から「クィーンズウェア(ウェアとは食器の意)」という名誉ある称号を授かりました。その後、私たちにも馴染みの深いカメオのようなレリーフを施したジャスパーウェアを発表し、ウェッジウッドの名声はゆるぎないものとなりました。
ジャスパーウェアのジャスパーとは、日本語で碧玉と呼ばれるメノウに似たカラーストーンです。このように、ウェッジウッドはシリーズの名称にも高級感が漂っています。ジャスパーウェアに似た陶磁器を作る食器メーカーはありません。ブランド名がなくても一目でウェッジウッドとわかることも、食器のコレクターに愛されるゆえんです。
ウェッジウッドの食器は、新品で元箱が付いている場合に特に高価で買取できる可能性があります。ウェッジウッドの買取を検討している方は、元箱や共箱を大切に保管するようお勧めいたします。元箱の少々の汚れは、軽く拭いてキレイにしてから持参すると良いでしょう。
6ピースや12ピースのセットのカップ&ソーサーやディナー皿を破損して数が揃っていない場合は、お値段をつけることが難しくなります。