アメジストの産地ごとの特徴

2016/02/08

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アメジストは和名で「紫水晶」と言い、水晶の1種です。

その名の由来はギリシャ語で「酒に酔わない」という意味の「amethustos」。

そのためか古代ローマなどでは酔いすぎることを防いでくれる石として、酒の席で身に着けられていたという言い伝えがあり、今も昔も変わらず多くの人に愛されている宝石です。

ここでは、アメジストの産地別の特徴についてご紹介します。

アメジストの主な産地とそれぞれの特徴

アメジストは、数百年前までは後に宝石研磨地の先駆けとなったドイツのイーダーオーバーシュタインで産出されていましたが、今では残念ながら掘り尽されたと言われています。

現在の主な産地はザンビア、ブラジル、ウルグアイで、ほかにもロシアのウラル地方やスリランカなどで産出されています。

これらの主な3カ所の産地で採掘されるアメジストの特徴をご紹介します。

ザンビア産のアメジスト

1980年代初頭から本格的に産出を始めたザンビアでは、色が濃く、魅力的な紫色の良質なアメジストが採掘されます。

ただし原石が作り上げられるときの状況によって、内包物や色溜まりのあるものも多く産出されています。

そこで研磨をする際には、角度や面の取り方を工夫し、より澄んだ美しさを持つ石に仕上げるよう努力されています。

ブラジル産のアメジスト

アメジストが産出される鉱山が多くあるブラジルは、それぞれ原石の品質や特性が異なるため、多岐に渡る種類のアメジストが産出されます。

残念ながら、色が淡いものや黒みを帯びた鮮やかさに欠けるものが多数採掘されるブラジル産のアメジストは、加熱してシトリン(黄水晶)に加工されるものが多いというのも特徴です。

ウルグアイ産のアメジスト

ウルグアイで産出されるアメジストは、色が一部に集中してしまっているなど、紫色が均一でない色溜まりのある原石が多くなります。

アメジストは正面上部から見た際に、無色の部分が多いものは品質が低いと判定されます。

そのために、ウルグアイ産のアメジストは、どちらかと言えば品質があまり高くない原石が採掘されると言えます。

また、ウルグアイはブラジルの南部に位置することもあって、隣接するブラジル南部でも同じようなアメジストが多く産出されます。

アメジストの見分け方

同じ紫でも色の濃いものから淡いものまで、幅広い原石が存在するアメジストですが、宝石として研磨されるのは透明度の高い石のみ。

深い紫色で色ムラが無く、肉眼で確認できる傷の無いものが高品質とされています。

その中でも、色にコクがある美しい石が最高品質の証であるジェムクオリティとなります。

ただし、色が濃すぎるものは暗い所では黒く見えてしまうので、避けた方が無難かもしれません。

「愛の守護石」として人気のアメジストを、ジュエリーとしてまたパワーストーンとして購入する際は、石のクオリティにもこだわりたいものです。

確かなクオリティのアメジストであれば、将来的に買い取ってもらいたいと思った際にも、きっと高評価を得られるはずです。

見た目だけでなく、品質などもしっかり見極めてから購入するようにしましょう。

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