シャネルキャビアスキンのお手入れ方法

2015/10/01

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高価なブランド品には新品ならではの美しさもありますが、使うほどに醸し出される風合いも魅力のひとつ。

しかし、どんな高品質なブランド品でも、手入れを怠って乱暴に扱っていては、風合いではなくただの汚れになってしまいます。

ここでは、シャネルのキャビアスキンの正しいお手入れ方法をご紹介します。

なお、キャビアスキンは牛革ですので、他のブランドの同じ素材にも有効なお手入れ方法です。

キャビアスキンのお手入れのために用意するものは7つ

お手入れをするために用意するものは、以下の7つです。

1.ポリッシングクロス
革製品を拭くための布。タオルやティッシュなどで代用するのではなく、長く使うものとして良質なものを選びましょう。

2.ライニガースプレー
革製品の表面の汚れやカビを除去する専用のスプレーです。

3.ソフトガミ
革製品の細部の汚れを除去するグッズ。消しゴムを使う要領で軽くこすって使います。

4.レザーソープ
革を若返らせながら汚れを落とす洗剤です。固形のものや、スプレー缶などが販売されています。

5.革用栄養クリーム
革の耐久性を高める効果が期待できるクリームです。

6.防水スプレー
雨や汗など、水分の浸透を防ぐためのスプレーです。

7.レザーグローブ(革製品の手入れ用)
革製品の最後の仕上げに用いられる手袋状のグッズです。

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具体的なお手入れの流れ

お手入れグッズを使い、どのようにお手入れをしていくのかを具体的にご説明します。

1.ポリッシングクロスにライニガースプレーを吹きかけます。
スプレーが良くなじんでから、キャビアスキン製品の隅々の汚れを拭き取ります。
特にカビや手垢などの除去するために、よく触る部分を重点的にお手入れしましょう。

2.それでも除去できない汚れについては、ソフトガミをあてて、優しくこすります。
こすりすぎると、革を傷めてしまいますので注意してください。
また、革に浸透してしまった汚れは、ソフトガミでも落とすことはできません。

3.きれいなポリッシングクロスにレザーソープをつけて、アイテム全体にソープの泡が行き渡るように、まんべんなく拭きます。
未使用のきれいなポリッシングクロスを使い、革用栄養クリームを塗ります。
クリームの塗りすぎは逆効果になるため、少量でOK。
全体にムラなく、薄く伸ばすように塗りましょう。

4.30センチほど離した位置から防水スプレーを吹きかけます。
あまり近くからスプレーしてしまうと、表面に液だれが生じて、シミになることがあります。
その後、乾いたポリッシングクロスで簡単に拭き取ります。

5.最後の仕上げに、レザーグローブを着用して、全体をまんべんなく優しく拭き上げます。

とくに重視すべきポイントは?

革製品を長く愛用したいのであれば、お手入れを3カ月に1回程度は行うことをおすすめします。

ただし、品物の使用頻度によって、手入れの頻度も変わりますので、詳しくは購入した店舗などに相談すると良いでしょう。

大切なキャビアスキンのアイテムだからこそ、愛着をもって美しい年季を重ねていきたいものです。

正しいお手入れ方法で、いつまでも大切に使ってあげてください。