金のお手入れ方法

2015/06/20

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アクセサリーや調度品など、金を用いた製品にはさまざまなものがありますが、いつでも美しく輝きのある状態にしておきたいものです。

金は耐腐食性に優れているので、日常のお手入れをさぼらなければ、いつまでも美しい輝きを保つ事ができます。

そこで金の日常的なお手入れ方法や汚れの落とし方などについて紹介しましょう。

金製品の基本的なお手入れ

金は耐腐食性が優れているという性質があり酸化しにくいという特徴がありますので、通常はメガネクリーナーなどやわらかい布で、汗や脂、ほこりなどを拭いておけば十分です。

ただし、特に肌身に付けるアクセサリーなどは、いくら日頃からお手入れしていても汚れてしまう可能性が高いものです。特に金製品の表面についた皮脂の汚れは、放置しておくと黒ずみの原因になってしまう可能性もあります。

この「金の黒ずみ」は、金の耐腐食性の高さと硬度に関係があります。
金は単体では硬度が低く、世界一硬いダイヤモンドと比較すると3分の1程度の硬さです。(モース硬度10のダイヤモンドに対して金は、モース硬度が3程度しかありません)

純度の高い金ほど硬度が低く宝飾品として加工しにくいために、銅などの金属を混ぜて硬度を高めているのです。
金は元々耐腐食性が高く、腐食による黒ずみなどはほとんど起きません。
しかし、18金や14金には硬度を高めるために、耐腐食性が低い他の金属が含有されており、こういった金属が腐食したりする事が、金の黒ずみの原因となるのです。

また、黒ずみではありませんが、細かい傷がたくさんついてしまう事で、何となく変色して見えてしまう場合もあります。

では、黒ずみなどで汚れてしまった金製品のお手入れをどうすればいいか、24金、18金、金メッキなど金の一般的な素材別にご紹介しましょう。

24金

純度が99.99%以上の金を24金と呼びます。非常にやわらかく傷つきやすいので、日頃のお手入れをする時にも、特にやさしく拭いてあげる必要があります。

非常に純度の高い金ですので、黒ずみなどの汚れはほとんど起きないはずです。
しかし硬度が低いため、ちょっとした衝撃でも傷がついてしまう可能性があります。お手入れをする時は柔らかい布などを敷いたテーブルの上で作業をするようにしましょう。
うっかり床に落としてしまわないように気をつけてください。

18金

金が約75%で、銀や銅を混ぜた金属が18金です。18金のお手入れも基本的に24金と同様です。違うのは毛足の柔らかい歯ブラシなどで、やさしく汚れを落とすぐらいなら大丈夫だという点です。
ただ、あくまでも「やさしく」です。不安な場合には無理にブラシを使わずに柔らかい布で繰り返し磨きましょう。

つけ置きや洗ったあとはやわらかい布で拭き取って、水分をきちんと乾燥させて下さい。

黒ずみで輝きが失われてしまった時には、薄めた中性洗剤を付けてやわらかい布で拭き取るのもいいでしょう。もっと頑固な汚れの場合は、ぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かしてつけ置きし、汚れが浮き上がったら柔らかい布でやさしく拭き取って下さい。

ただし、金にどんな金属が配合されているかによってお手入れ方法が違う場合もありますので、購入の際にどんな方法でお手入れができるか確認しておくといいでしょう。

10金

金が約42%で、銀や銅などの金属を混ぜたものが10金です。これも18金と同様のお手入れ方法で大丈夫です。ただし金の成分が18金より低いからといっても、ゴシゴシこすったり拭いたりはやはりNGです。あくまでもやさしくお手入れしましょう。

金メッキ

金属の上に薄い金で膜を張ったものです。傷が付いたり、衝撃を受けたりすることで、すぐに表面が剥がれてしまうことがあるので、お手入れだけでなく日常の取扱いにも注意が必要です。
また使用後には必ずやわらかい布で表面の汗や汚れを拭き取っておくと、変色やメッキの剥がれを遅らせ、より長く美しく使うことができます。

金製品のアクセサリーを保管する場合は、他のアクセサリーとぶつかり合うことで傷がついてしまう恐れがありますので、アクセサリーごとに個別の箱に入れて保管するなど、他のものと触れないように保管しましょう。

黒ずんでしまった金のお手入れについて

金は黒く変色してしまい元に戻らないことがあります。これは18金などの合金に含まれる銀や銅が、温泉や火山帯に行くことで錆びてしまったりすることが原因です。
リングなどの接合部分が赤紫色に変色することがあります。これは接合する時に使用した「ろう」が、酸化してしまうために起こります。

いずれの場合も、磨き粉で磨くことで元のようになることもあります。インターネットで調べてみると、重曹を使った方法や消しゴムでこするといった方法もあるようですが、そういったにわか知識でお手入れをするとさらに事態を悪化させてしまう可能性もありますので、あまりにも変色が進んでしまっている場合には、専門のクリーニング業者などに相談しましょう。

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金製品のお手入れで注意すること

金は比較的扱いやすい素材といえますが、絶対にやってはいけないことがあります。
合金であったとしても金が含まれている場合は、堅い素材でゴシゴシと拭いたり、研磨剤入りのクリーナーなどを使ったりするお手入れはNGです。

金専用のクリーナーも販売されていますが、アクセサリーなどに宝石が付いている場合、金のクリーナーが宝石を痛めてしまうことがあるので注意しましょう。
クリーナーを使ってもいいのかよく分からない時は、必ず購入したショップなどのプロに確認してください。
大切な金のアクセサリーがお手入れ方法を間違えただけで台無しに…という事にもなりかねません。

温泉に入るときや海水浴などの際には金のアクセサリーは身につけない方がいいでしょう。変色の原因になったり傷をつけてしまったりする原因になる可能性があります。
いつでも金の輝きが美しくあるためには、日頃から使用方法やメンテナンス、保管に気を配ることが大切です。

買い取りの時にも製品によってはきれいな状態の方が、査定金額が高くなる場合もありますので、日常のお手入れを怠らないように心がけましょう。

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