【現在価格高騰中】 ロレックス デイトナ Ref:16520 通称:エルプリメロモデル

2018/03/31

「キング・オブ・ロレックス」と言われているデイトナですが、現在価格が高騰しているモデルです。
それが、こちらのRef:16520 通称:エルプリメロモデルです。
今回はこのモデルの魅力や高騰理由を紹介したいと思います。

デイトナ Ref:16520とは

こちらのモデルは、スポーツモデル中で唯一手巻き時計だったデイトナを自動巻き(パーペチュアル)時計として1988年に販売されました。
ロレックスはマニファクチュール(自社一貫生産)ですので、ムーブメントから自社生産をしておりましたが、クロノグラフモデルに関しては設計が難しく以前から他社生産のムーブメントを利用しておりました。
今回、手巻きから自動巻きへと移行するにあたってムーブメントを自動巻きクロノグラフで絶対の信頼があるゼニス社の最高傑作ムーブメント「エルプリメロ」を使用しました。
「エルプリメロ」にロレックスの改良を加えたキャリバー4030をムーブメントとして採用しました。
その為にこちらのモデルは通称:エルプリメロモデルと言われており、
1988年~2000年までの12年間販売されておりました。

価格が高騰している理由

ロレックスの時計相場が変わる理由には、いくつかの要因があります。
1つ目は『為替の変動』です。
ロレックスはスイスで製造されている時計ブランドになります。
輸入してから日本で販売されるために為替レートの変動を受ける商品となりますが、
高額品は少しレートが変わるだけでも大きく相場が変わります。
基本的に「円安」の時には相場が高くなり、「円高」の時には相場が安くなります。
2つ目は『生産終了と新型モデルの販売』です。
ロレックスは約10~20年の期間で生産終了して新型モデルを販売するケースが多いので、人気モデルでもこの期間のみの販売となります。
生産終了するともう在庫が増える事がなくなり流通量が減る為に、価格が高騰しやすくなります。
これらの他にも要因はありますが、この2つの要因が相場が変わる事に対して大きな影響を持っております。
2000年に販売終了したのを皮切りにどんどん価格が上がっていたエルプリメロモデルですが、
2016年に新型デイトナが販売されたのを機に更に価格が上がり、現在高騰しております。

特に価格が高騰している品番

「エルプリメロモデル」は製造年によってマイナーチェンジをしているので、同じ「エルプリメロモデル」でも価格差が存在します。
中でも、販売終了間際の1999年(A番)と2000年(P番)は希少価値が高くプレミアム価格で取引されております。
A番から『フラッシュフィット一体型』『夜光塗料がトリチウムからルミノバへ変化』というマイナーチェンジをしております。
最終仕様のP番と同じ仕様はA番しかないので、こちらも希少価値が高くなっているのですね。
ここ数年の上がり幅は以上でしたが、まだまだ価格上昇は続いていきそうな人気のモデルでございます。