色や傷に処理を施したダイヤモンドとは

2015/09/29

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ダイヤモンドの価値に大きく影響するのは、色のくすみや陰り、石についてしまった傷などがあげられます。

ここでは、ダイヤモンドの色処理や傷の補正処理についてご紹介します。

ダイヤモンドを楽しむうえで非常に大切な知識なので、ぜひ参考にしてください。

ダイヤモンドの色処理とは?

原石から採掘されるダイヤモンドは、無色透明なものだけではありません。

カラーダイヤモンドと言われる、色味がかった石もあり、天然のカラーダイヤモンドの色としては、主に紫、藍、青、緑、黄色、オレンジ、赤があります。

ちょっと変わったところでは、グレイやブラウン、ミルキーなどもありますが、一般的には黄色以外の天然カラーダイヤモンドは価値が非常に高いものになります。

ただし、愛らしい雰囲気のピンクダイヤモンドや、天然ものを手にすることは不可能に近いとされるブルーダイヤモンドなどは、人工的に処理したものが多いので注意が必要です。

色処理の具体的な方法

無色やライトイエロー、ライトブラウンのダイヤモンドに放射線を当てると、ブルーやブルーグリーンに変色しますので、そうしてできたグリーンダイヤモンドを加熱すると、オレンジやイエロー、ブラウンになります。

しかし稀に、ピンクが現れたり、レッドが発生したりすることもあります。

もしこの偶然性をより確実なものとすることができれば、ピンクやレッドのダイヤモンドをもっと気軽に楽しめるようになるかもしれません。

色処理されたダイヤモンドの価値

鑑定人やよほど見慣れた人でなければ、色処理が行われたダイヤモンドかどうかを判断することは難しいと言えます。

目が肥えてくると、石全体の色味が均一な点などから判断できるようになりますが、ジュエリーなどに加工されているものだと、なかなか判断がつきにくいかもしれません。

もちろん、きちんとした検査を受けることで、処理済みかどうかはすぐに分かります。

極めて価値の高い天然ファンシーブルーダイヤモンドであれば、1カラット10万ドル以上しますが、色処理したものは3,000ドル程度とその価格は大きく異なります。

そもそも色処理が行われるダイヤモンドは、それほど高品質なものではないということもありますが、やはりその価格差は歴然です。

しかし、天然ダイヤモンドの数には限りがありますので、ファッションとして気軽にカラーダイヤモンドを楽しむのであれば、色処理されたものでも十分だと言えるかもしれません。

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ダイヤモンドの傷処理とは?

「ダイヤモンドは硬いから傷がつかない」とよく言われます。

天然物質では一番硬いダイヤモンドですから、日常生活で傷がつくことはほぼありませんが、ジュエリー加工されたものは、その形状から欠けやすくなっている場合もあります。

何かしらの原因で傷がついたダイヤモンドは、ワックスや樹脂などを浸透させる「含浸処理」を行うことで、傷を目立たなくすることができます。

ただし、含浸処理を行ったダイヤモンドは天然ダイヤモンドと比べると輝きが明らかに異なりますし、拡大鏡で見れば補正した痕跡を確認できてしまいます。

こういった傷処理されたダイヤモンドは、日本の市場では出回ることはほとんどありませんが、アメリカの市場では流通しています。

もし、お手持ちのダイヤモンドに傷処理を行った可能性がある場合は、鑑定書を確認したり、販売店に問い合わせてみたりすると良いでしょう。

人工的に処理されたと聞くと、あまり良いイメージを持てないかもしれませんが、色処理をされたダイヤモンドの中には、もともとの石の品質がそれほど悪くないものもたくさんあります。

大切なのは、そのダイヤモンドの価値をしっかりと理解したうえで、それに見合った金額で手に入れることだと言えるのではないでしょうか。

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