ガーネットの種類

2015/12/18

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ガーネットといえば、濃い深い赤の宝石を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、ガーネットには実はたくさんの色が存在しますので、手持ちのカラーストーンが実はガーネットだった……なんてことがあるかもしれません。

ここでは、ガーネットの種類について詳しくご紹介しましょう。

ガーネットはどんな石?

ガーネットは1月の誕生石として知られており、近年ではパワーストーンとしても親しまれている宝石です。

赤のイメージが強い宝石ですが、赤のほかにもオレンジや黄色、緑といったカラーバリエーションがありますので、色々な楽しみ方ができます。

また、加熱処理をせずに天然石の美しさを楽しむことができるため、現在の市場において価値の高い石でもあります。

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ガーネットの種類は?

ガーネットはいくつかの種類に分類されます。

ここでは主なガーネットの種類をご紹介します。

アルマンダイト・ガーネット

色味の濃いルビーに似た赤茶色をしたガーネットです。

他のガーネットと比べて産出量が多いため、ジュエリーとしての市場価値は低い傾向にあります。

ロードライト・ガーネット

紫がかった透明度の高い色鮮やかなガーネットで、近年注目を集めています。

同じ赤色が特徴的なルビーの場合紫がかっている石はあまり評価されませんが、ロードライトの場合には、紫がかっているものでも石の持つ美しさとして評価されます。

ロードライトの品質をチェックする際は、必ず自然光を通して輝きや透明度をしっかり確認することが大切です。

グロシュラライト・ガーネット

エメラルドのような美しいクリアなグリーンをしています。

発見されたツァボ国立公園(ケニア)にちなんで、宝石ブランドであるティファニーが「ツァボライト」としてプロモートしているので、アメリカではそう呼ばれることが多いようです。

ただし産出量が少ないためにあまり世間に認知されておらず、大勢に楽しまれる宝石とはいかないようです。

ディマントイド・ガーネット

ダイヤモンドより強い分散光を持つグリーンのガーネットです。

1860年代にロシアで採掘され欧米で人気を得ましたが、ロシア革命からペレストロイカまでは採掘が中止されていました。

その独特の美しい輝きには、1カラットで1万ドル以上の評価となるものも。

同じグリーン系統のグロシュラライト(ツァボライト)より、やや黄色がかったものが多いのも特徴です。

マンダリン・ガーネット

マンダリン・ガーネットは、オレンジ色をしたガーネットです。

透明度の高い美しい色をもつ石であれば、10倍ルーペを使って波だった布が広がるようなインクリュージョンを見ることができます。

パイロープ・ガーネット

小粒で炎のような赤をしたガーネットですが、原石には黒っぽいものもが多いとされています。

そのため、大きく取ったテーブル面と薄く仕上げたクラウンで透明度を高く仕上げ、石の黒っぽさを抑えて暗くなることを防ぎます。

16世紀初頭~19世紀終わりにボヘミア地方(チェコ)でよく産出され、当時のヨーロッパで流行ったジュエリーに多く使用されていました。

ガーネットは天然石ならではの美しさが楽しめる宝石です。

ご紹介したようにカラーバリエーションも豊富なので、種類の異なるガーネットをコレクションするのも楽しいかもしれません。

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