アクアマリンの産地ごとの特徴

2015/10/26

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透明感のあるブルーが美しい海の色を思わせるアクアマリン。

比較的安価なアクセサリーにもよく使われる石ですので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。

しかし、一口にアクアマリンと言っても、産地ごとに異なる特徴があります。

そこで今回は、アクアマリンの主な産地と産出される石の特徴、さらに品質の見分け方についてご紹介します。

世界の主な産地とそれぞれの特徴

19世紀初頭まではブラジルやロシアから良質なものが産出されていたアクアマリンですが、現在の主な産地は、ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク、ザンビア、マダカスカルなどがあげられます。

主にドイツやインド、タイに輸出されてから研磨しているようですが、ブラジルでは産地で研磨してから他国へ輸出されることが多いようです。

アクアマリンは産地ごとにどんな特徴があるのか、産地の主要3カ国の特徴についてご紹介します。

ブラジル産

アクアマリンといえばこの国と言われるほど定評のあるブラジル産。

大粒で傷が少ないうえ、純色に近い淡いブルーのものが多く産出されています。

加熱処理をしてグリーンの色味を取り除いているため、非常に美しいブルーをしており、この色は経年で変化することはないそうです。

原形を生かしたファンシーシェイプカットのものが多いというのも特徴です。

ナイジェリア産

アクアマリンを産出し始めたのが1983年からと、比較的新しい産地のナイジェリア。

ブラジル産と比べると傷が多くみられるため、ひび割れを起こす可能性のある加熱処理はあまり行われず、天然のまま出回ることが多いのが特徴です。

また大きさや明度にもばらつきがありますが、色が濃い目で1~2カラットと高品質なアクアマリンも産出されます。

モザンビーク産

採掘を始めたのが1991年からと、ナイジェリアよりもさらに新しい産地。

モザンビークで産出されるアクアマリンは、色味が濃いのが特徴で、現在では高品質アクアマリンの産地として広く知られています。

しかし、中には色が強くですぎてグレイがかったあまり美しくないものも産出されます。

アクアマリン、品質の見分け方

産地の違いなどを含め100以上の品質に分けられるアクアマリン。

原石の質を決めるポイントは、まずは「形」と「美しいブルー」。

宝石のクオリティースケールでいうとビューティグレードです。

続いて、「適度な濃さ」。

クオリティースケールの明度を指します。

宝石の最高品質であるジェムクオリティとなるのは、ビューティグレードでいうと上から2段階目までのSとAで、明度3もしくは4とされています。

一方、低品質とされるのは通称「ゴロ石」と呼ばれる、形の悪いもの、色がグレーもしくは緑がかったもの、肉眼で傷が確認できるものです。

これらの多くは傷が目立ちにくいとされるカボションカットに研磨されています。

ちなみに、アクアマリンなどブルー系統の宝石の品質をチェックする場合には、蛍光灯の光が適しているとされていますので、ぜひ試してみてください。

アクアマリンを購入する際は、今回ご紹介した産地ごとの特徴やクオリティースケールなどを基に、どの程度の品質のものなのかご自身できちんと把握しておくことが大切だと言えるでしょう。

関連リンク:3月の誕生石・アクアマリンの特徴