カルティエパシャとは?その魅力や歴史

2016/05/06

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カルティエというと角型ケースの腕時計をイメージする方が多いと思いおますが、カルティエには丸型ケースの腕時計も存在しています。
丸型ケースを採用した代表的なラインが、カルティエパシャ。男女ともに人気があるラインですが、その魅力とはいったいどのようなものでしょうか。
ここでは、カルティエパシャの歴史やネーミングの理由などとともに、その魅力についてご紹介しましょう。

オーダー品を改良して誕生したカルティエパシャ

カルティエパシャが登場したのは1985年。
そのルーツとなった腕時計は、世界初の防水機能付きの腕時計だと言われている「タンクエタンシュ」。プールで泳ぐ際に着用できる時計が欲しいという依頼を受けて、ルイ・カルティエが製作した角型防水時計です。
この時計に改良を重ね、曲線が美しい丸型ケースの腕時計として発表されたのが、カルティエパシャなのです。

名前の由来は依頼主の尊称
「パシャ」という名前は、カルティエパシャのルーツとなった「タンクエタンシュ」の製作依頼主であるモロッコの太守「エル・ジャヴィ公」に由来しています。
パシャは、「太守」という意味を持つ言葉で、モロッコだけでなく、エジプトやトルコなどでも高官を意味する言葉として使われている尊称です。

新しいラインの登場で女性も注目

カルティエパシャは発表当初は、重厚感ある大型のラウンドケースを採用しており、男性向けの腕時計というイメージが強いものでした。
しかし近年では小型化し、ピンクの文字盤が登場するなど、よりエレガントなデザインである「パシャC」などが登場しており、女性にも注目されているラインとなっています。

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カルティエパシャの特徴

カルティエパシャの特徴というと、やはり丸型のケースですが、他にも見た目ですぐに分かる大きな特徴があります。
まずはアラビア数字の3・6・9・12の配された文字盤。ほかのラインは、ローマ数字が採用されています。
また、ねじ込み式のリューズプロテクターがチェーンでケースと繋がれている点も、パシャならではの特徴です。

カルティエパシャの魅力とは

カルティエの中でも100m防水仕様の時計が多く揃っているパシャ。スポーツウォッチとしての機能を持ちながら、エレガントなデザインが多いという点も大きな魅力です。
また男性用や女性用、兼用のタイプなどサイズが豊富なので、多くの人に愛用されています。
水泳中に着用できる腕時計として、開発されたカルティエパシャ。

当初は男性向けのデザインが中心でしたが、現在では女性向けのアイテムの方が多くなっています。
非常に人気が高いラインですので、中古市場ではこれまでに発売されたさまざまなモデルが売買されています。
より多くのアイテムから自分好みのパシャを選びたいという方は、中古市場に目を向けてみるといいかもしれません。