カルティエタンクとは?その歴史と魅力

2016/03/28

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誕生してから100年ほどの歴史を持つカルティエタンク。現在でもカルティエの象徴として老客男女、幅広い層に人気を誇るラインです。
ここでは、カルティエタンクの100年にも及ぶこれまでの歴史や、多くの人々に長く愛されるその魅力についてご紹介します。

ブランド誕生から約80年後に生まれたカルティエタンク

宝石商のジュエリー工房として1847年にパリで誕生したカルティエ。腕時計を最初に製作したのは、カルティエの誕生から約40年後の1888年でした。
この時作られたのは女性用の宝飾腕時計でしたが、その後1906年に樽型をした「トノー」を、1912年にはフランス語でカメを意味する「トーチュ」という腕時計を発表。
そしてカルティエ誕生から70年ほど経った1919年。ついに、カルティエタンクが発表されました。

カルティエタンクは第一次世界大戦がきっかけで誕生

第一次世界大戦の真っただ中である1917年にカルティエタンクの製作が開始されます。
カルティエタンクは、戦車からインスピレーションを受けて製作されたというのは有名な話ですが、誕生のきっかけは第一次世界大戦。この戦争で初めて使用され、戦争の終結に貢献したといわれるルノー製の戦車を参考にケースをデザインし、戦車を意味する「タンク」という名前が付けられました。

この腕時計は、第一次世界大戦に参加したアメリカ軍のジョン・パーシング将軍に贈られたことでも知られています。

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斬新なモデルが続々登場

1919年に発表された初代モデル「タンクノーマル」。その四角い直線的なデザインは、より斬新でインパクトを与えるためのものだったと言います。
1921年には「タンクサントレ」を発表。後にタンクアメリカンなどに引き継がれることになる、腕に沿うようなカーブを描くケースが採用されたモデルです。
その翌年、1922年には「タンクシノワ」を発表。中国の寺院の正門からヒントを得て作られたモデルで、正方形を強調する力強いケースに特徴があります。
1928年には「タンクアギシェ」を発表。2つの小窓内に時刻を表示する斬新なデザインが話題になりました。

カルティエの腕時計は、四角い直線的なデザインを残しながらもさまざまに変化するだけでなく、画期的な機能を搭載するモデルを次々と発表するなど、世界中から注目を集めるようになります。

洗練されたデザインがカルティエタンクの魅力

カルティエが腕時計の製作を始めてから130年ほど経ちます。
中でもカルティエタンクは、アメリカンやフランセーズなど人気の高いモデルが多く揃い、カルティエの象徴とも言えるラインです。
その魅力から、多くの著名人にも愛用されたというエピソードも多数残っています。
ファッションに敏感な世界のセレブ達をはじめ、多くの人々に長い間愛され続けているのです。
カルティエタンクのなによりの魅力は、その洗練されたデザイン。戦車をモチーフとした四角いケースがアタッチメントなどを隠し、スタイリッシュな印象を与えます。
シャープなものからエレガントでゴージャスなものまで、バラエティ豊かなラインアップも魅力のひとつです。
さまざまなニーズに対応できるモデルが揃っているカルティエタンク。

数あるカルティエのラインの中でもより革新的な雰囲気を持つ点が、多くの人々を魅了しているのかもしれません。
今後カルティエタンクがどんな進化を遂げていくのか、その動向に注目していきたいラインです。

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