ウブロ(HUBLOT)の歴史

2017/01/15


設立してからまだ37年と時計界において比較的歴史の浅いウブロではありますが、近年、芸能人やスポーツ選手など数多くの有名人が愛用している時計ブランドであります。
サッカー界においては2015年~2016年に日本サッカー協会がウブロとプロパイダー契約を結びましたね。
そんなウブロの人気の秘密や現在の地位にまで昇り詰めた経緯についてご紹介していきます。

クォーツ時代を見事に突破した時計ブランド

スイスにてカルロ・クロッコ氏がウブロを立ち上げたのは1980年。
当時は、日本で製造されたクォーツ時計が話題となり、スイスの各時計メーカーはもがき、苦しんでいました。
しかし、そんな逆風をものともせず世界に挑んだのがウブロ。

それはスイス時計メーカーにおいてタブーとされていたラバーベルトを用いた腕時計。
当然、これを知った各スイス時計メーカーからは否定的な意見ばかり。

それでも、カルロ・クロッコ氏はめげずに自身の出身地であるイタリアへ足を運びファッションショーや展示会に参加しウブロを宣伝します。
その努力が実を結びアルマーニをはじめ、イタリアのファッションブランドからウブロの先例のないデザイン性が評価され、瞬く間に世界中で大きな話題となったのです。

ウブロの由来はフランス語で船の側面に位置している「舷窓」を意味しており、それに目を付けたカルロ・クロッコ氏の着眼点に高評価が与えられたのかもしれません。

融合、「伝統」と「今」を一つに。その名はビッグバン

2004年、ウブロは大きな転換期を迎えます。
カルロ・クロッコ氏に代わりジャン・クロード・ビバー氏が新しくCEOに就任し、彼はある言葉を掲げます。

その名は「フュージョン」、日本語で融合を表します。

先に述べました、ラバーベルトを用いた腕時計から「伝統」と「今」を融合させたことは十分に感じますが、ジャン・クロード・ビバーはそこからさらに上へと目指すべくウブロのデザイナーに呼びかけます。

その結果、翌年の2005年に生まれたのがビッグバンです。

独創性に溢れ、且つ当時のトレンドであった「デカ厚」を取り入れたのですがこれが今までのウブロとは大きく変化した一面でもありました。
というのもカルロ・クロッコ氏のデザイン性で確かに話題にはなりましたが好きな人には非常に魅力があり、いわゆる万人受けとまではいかなかったんですね。

そこも踏まえ完成されたビッグバンは若者達を中心に大ヒットし、この年のジュネーブウォッチグランプリにてベストデザインオブザイヤーを受賞します。
メディアにも積極的にビッグバンを宣伝したこともあり、ウブロの収益は今までの10倍にもなり一気に高級時計界に頭角を表すのです。

また、凄腕経営者といわれていた彼によって2010年にはFIFAワールドカップに「公式タイムキーパー」として選ばれ、デザインだけでなく、機能性にも評価が与えられたことになり、人気に拍車をかけました。

それから、2012年。ウブロはバーゼルワールドにて「ビッグバン・フェラーリ」を発表。
このビッグバン・フェラーリにはマジックゴールドといわれる金とセラミック素材を「融合」した世界で最も傷が付きにくい金が使われており、世界で唯一ウブロだけの技術として認定されました。

年後の2015年、ビッグバン誕生10周年を記念して「ビッグバンウニコフルマジックゴールド」が発表されました。

時計メーカーとしてまだまだ未知数であるその技術力やデザイン性をはじめジャン・クロード・ビバー氏による経営戦略には今後も目が離せません。