ライトオパールの種類と選び方
2016/01/18
ライトオパールは古代ローマの頃から「愛と希望の宝石」として愛され、現代の日本でも、普段使いはもちろん、きりっとした和装スタイルにも良く似合う事で人気の高い宝石です。
日本人にとって「オパール」といえば、白く輝くライトオパールを思い浮かべる人が多いかもしれませんので、この記事ではライトオパールの種類や選び方などをご紹介します。
ライトオパールってどんな石?
ライトオパールは、ホワイトオパールと呼ばれることもあるようですが、実はこれは正しい呼び方ではないとされています。
ホワイト、つまり地の色が白いもの(または乳白色)以外にも、地の色が透明なクリスタルオパールやミディアムグレーのものも総称としてのライトオパールに含まれるためです。
一方、地の色が黒からダークグレーのものをブラックオパールと呼びます。
また、オパールといえば、さまざまな色が表面で動く、虹のような遊色効果が特徴。遊色効果に現れる色は、赤が最も価値が高いとされ、次にオレンジ、グリーンという順に価値は低くなっていくとされています。
ライトオパールの種類は?
ここでは、ライトオパールと称されるものの中でも、代表的なホワイトオパールとクリスタルオパールについてご紹介します。
ホワイトオパール
宝石の地の色が白や乳白色のホワイトオパールは、いわゆるオパールの代名詞といえる宝石です。
色味が濁っているものは価値が低くなり、透明感のある白さを持った石が良質とされていて価値が高くなります。
クリスタルオパール
地の色が透明で遊色効果がとくに際立って見えることから人気のクリスタルオパールは、パワーストーンとして手にする人も多いようです。
やはり、ホワイトオパールと同様に、濁りのない透明度の高い石が良質とされます。
価値の高さに関係なく、ブラックオパールやボルダーオパールに比べると、比較的手に入りやすい種類のオパールです。
ライトオパールの選び方は?
地の色がどんなものを選んだとしても、石全体の輝きと遊色効果のバランスが大切だと言えます。
よく「冴えのあるものを選ぶ」といいますが、鮮やかな色の強さを感じられることがライトオパール選びのポイントになります。
遊色効果は赤が見られるものの評価が高いとされますが、それでも石の自体の色味が鈍ければあまり良い石とは言えません。
また、ライトオパールは赤の遊色効果があるAグレードの石よりも、青をはっきりとみることができるSグレードの石の方が美しく、人気もあります。
遊色効果を確認する際は、光の角度や強さで石の表情がかなり変わってきますので、手に取って光に当ててみることが大切です。
形や大きさも重要ですが、オパールを楽しむのであれば、まずその輝きを優先して選ぶと良いでしょう。
ライトオパールといっても、いくつかの種類があり、その色や輝きはさまざまです。
そして、地の色がどういったものであっても、遊色効果の美しさがその石の大きなポイントとなります。
運命の石に出会えるよう、できるだけ多くの石をチェックして、これだと思えるものを見つけてください。