モーリスラクロア(MAURICE LACROIX)の世界

2016/03/07


今回のコラムでは、スイスの時計ブランド「モーリス・ラクロア」についてお話ししたいと思います。

モーリス・ラクロアの歴史

モーリス・ラクロアが今現在において有名な時計ブランドになった経緯について説明していきます。
時は1889年、スイスのチュ−リッヒにデスコ・ド・シュルテスが設立されたのがモーリス・ラクロア。
そこから大きく飛び1961年、スイスのセイネレジェに創業者デスコ・ド・シュルテスによって開業された時計工房に原点を置き、ここから様々な作品を生み出していくのです。

約14年後、1975年に腕時計モデルの販売をはじめました。
その後、1980年代から、90年代にかけて徐々に販売網を拡大していくことで生産能力を上げました。
生産能力を上げたことにより有名ブランドへと駆け上がるきっかけとなったのです。

モーリス・ラクロアの3本柱とは

歴史の途中ではありますが、ここで紹介しておくのがモーリス・ラクロアの3本柱です。

それは”パワー、プライド、情熱”です。

とてもシンプルではありますが時計を作っていく職人においてこの3つが新しいデザインを生み出す原動力となっていたのです。

この3本柱から生まれる「探求心」がモーリス・ラクロアを支えており、決して劣る事なく成長し続けているのです。
モーリス・ラクロアが世界有数の時計ブランドとして有り続けているのはデザインや技術だけでなく常に高い目標を職人それぞれが胸に宿しているからなのであります!

ついに世界がモーリス・ラクロアに注目し始める

歴史の話に戻ります。
2006年、ここでモーリス・ラクロアが発表したクロノグラフムーブメントML106で世界が大きく注目。
マニュファクチュールブランドとして不動の地位を築き歴史を大きく動かします。

この様に世界に大きく注目された理由は一体何だったのでしょうか?
それはこのクロノグラフムーブメントのデザインと開発を、マニュファクチュールとして、モーリス・ラクロア自社の工房で行ったためなんです。

また同じく2006年にモーリス・ラクロアは、最新鋭の工房を建てます。
注目をあびたことをきっかけに最新鋭の工房を建て世界最高峰の時計を作ろうと、モーリス・ラクロアは様々な部品メーカーの職人達を集め更なる高みを目指します。
そして2008年にモーリス・ラクロアは機械時計として初めて記憶機能が搭載されたメモワールを開発。
2年前の投資がメモワールという形で結果を出したのです。

このように、モーリス・ラクロアは次々と新たな時計を発表し高い技術力と強い信頼性は世界で評価され様々な賞を受賞していくのです。