ルビーの産地ごとの違い

2015/11/09

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美しい赤紫色のルビーは、その情熱的な色から「勝利を呼び込む」としてお守り代わりに身に着ける人もいる宝石です。

ただ、同じルビーでもその色味はさまざまで、産地によってそれぞれ個性があります。

そこで今回は、ルビーの産地ごとの違いについてご紹介します。

主な産地とそれぞれの違い

その昔ルビーの主な産地だったのは、現在のミャンマーであるビルマのモゴックですが、1960年のビルマ政変以降は産出量が激減し、それまで品質が低いとされていたタイ産などが見直されます。

しかし、1993年以降は市場での競争力を付けたミャンマーのモンスー産が、タイ産を圧倒するようになり再びルビーの主要産地として有名になっています。

このように、主要産出国が歴史とともに変化しているルビー。

では、現在の主要産出国のものはどういった違いがあるのかをご紹介しましょう。

モゴック産

明るくピンクがかった色で、他の産地にはない柔らかな色味があるのがモゴック産のルビーの特徴です。

また紫外線に当たることで強く発光し、パープルを帯びた赤になるという特性もあります。

大粒で宝石の最高品質であるジェムクオリティのものが採掘されるのは稀ですが、5カラット以上の石の場合はその価格がダイヤモンドより高くなるなど、価値ある原石が採掘されることもあります。

タイ産

タイのチャンタブリのクラン地区で産出されるルビーは、透明感が欠けるうえに色味が薄かったり濃かったりするのが特徴で、モゴック産よりも若干劣る事が多いようです。

ただし、加熱処理によって発色の良い色味に変化させることで販売できるような品質に仕上げているだけでなく、品質の低いルビーでもリング台などの規格に合わせて研磨することによって使いやすいものにするなど、ジュエリーとしての品質向上に努めている産地でもあります。

スリランカ産

サファイヤの主要な産地としても知られるスリランカですが、透明度が高い淡い色合いの美しいルビーも多く産出されるという特徴があります。

品質的には他の産地より低いとされていますが、ときにはモゴック産と同等の美しい色味のルビーが産出されることもあります。

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ルビーの選び方

ルビーは透明度の高いものの方が美しいとされていますが、色の濃さについては好みによって分かれるところですし、アクセサリーとして、また資産用としてなど用途によっても評価が変わってくると言えます。

また、ルビーは店頭で産地を明記していないことが多いので、購入時にはお店のスタッフに必ず確認するようにしましょう。

美しいピンク色をしているルビーであっても、モゴック産とは限りませんので注意が必要です。

日本では非常に人気の高い宝石であるため、プレゼントとしてもらったり、自分を鼓舞するために買ったりと、ルビーのジュエリーやアクセサリーをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

今回ご紹介したように、ルビーは個々によって価値が大きく異なる場合がありますので、お手持ちのジュエリーの価値が知りたい場合は、専門の鑑定士がいる店でしっかりと鑑定してもらうことをおすすめします。

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