クラリティ評価のチェックポイント1

ダイヤモンドの透明度を評価する基準がクラリティです。
内部の特徴（インクルージョン）と外部の特徴（ブレミッシュ=カット後に発生したスリ痕や摩耗の痕跡）で評価します。

表面にキズ、欠けがないか？

クラリティ評価は、熟練したグレーダーが10倍に拡大して検査しても、石の内部や外部にインクルージョン（※）やブレミッシュ（※）が認められないフローレスから、肉眼でも包有物が認められるIクラスまで11等級に分類されています。一般にSI以上のグレードでは、肉眼ではインクルージョンもブレミッシュもほとんど見ることは出来ません。

※インクルージョンとは・・・
インクルージョンには、クラウド（ダイヤモンドの内部に雲（クラウド）状で観察されるインクルージョンの一種）、グレイニング（石の表面から内部へと入り込んだ、あるいは石の内部に完全に内包される影）、割れ（フェザーと呼ばれる）、および結晶構造中のひずみの跡等が含まれます。

※ブレミッシュとは・・・
典型的なブレミッシュには、スクラッチ（擦り傷）、ナチュラル（カッティング工程で残された原石結晶表面）、研磨の跡、ニック（ガードル内部に食い込んでいる切れ込み）等が含まれます。