サーキュラーエコノミーとリユース業

2024/04/05

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昨今、世界における深刻な地球温暖化や資源枯渇問題において、大量生産・大量消費・大量廃棄といった従来の経済システムに代わる考え方として注目されている「サーキュラーエコノミー」。今回はその概要とリユース業界との関わりや展望について解説させて頂きます。

「サーキュラーエコノミー」とは

近年における、大量生産・大量消費・大量廃棄といった経済システムは、食糧・資源・エネルギーといった需要から生まれる廃棄物の増加や不健全な物質供給の弊害により、地球温暖化に伴う気候変動・生物の生態系崩壊・天然資源の枯渇など世界全体で深刻な環境問題に直面しております。従来行われていた“製造・生産→消費→廃棄”といった一方に流れる一方通行型の経済システム(リニアエコノミー・直線型経済・線形経済)に代わり、廃棄物を減らし限りある資源を再利用・再活用する3R(スリーアール)活動の取り組みに加え、資源量や消費量を抑えストック資源を有効活用して効率的に循環させる経済活動により付加価値を生み出す経済システム「サーキュラーエコノミー(循環経済)」が今注目されています。
我々リユース業界においても、この経済社会活動は大変重要なテーマであり、その関わりや今後の展望について解説させて頂きます。

「サーキュラーエコノミー(循環経済)」という経済活動は、もともとヨーロッパを中心に提唱が始まり、現在では世界各国にて重要な経済政策として推進され、日本では環境省・経済産業省や経団連など官民一体となり循環経済への移行を目指しています。また世界共通の持続可能な開発目標「SDGs」においても、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」は目標達成するための経済活動として関心が高く、持続可能な資源活用の仕組みとして世界の潮流となっています。
それでは「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の定義とは
経済産業省(※1)においては
“各種資源の価値を回復・維持・付加しながら、資源の循環を維持し、持続可能な発展に貢献するための経済システムを指す”
とあり、国際的にサーキュラーエコノミーを推進するイギリスの団体「エレン・マッカーサー財団」はサーキュラーエコノミーの3原則として
・廃棄物と汚染を排除する(Eliminate waste and pollution)
・製品や素材に付加価値を生み出し循環させ使い続ける(Circulate products and materials at their highest value)
・自然を再生する(Regenerate nature)
と掲げております。
つまり、製品の設計やデザインの段階から廃棄物や汚染を出さない工夫や、製品や原材料・素材を使い続け、資源を有効活用し自然環境の再生を目指すことが盛り込まれております。
また、サーキュラーエコノミーの概念を説明するために用いられる「バタフライ・ダイアグラム」という概念図には蝶の羽のような図形で、左側に自然界で分解・再生可能な資源の循環を示す生物的サイクル、右側にリサイクル・再利用・再配分・再製造・修理・改修・メンテナンス・シェアなどの循環を示す技術的サイクルが描かれており、いずれも消費者・利用者の目線から資源の廃棄を最小限に抑える仕組みが表されております。当社が運営するリユースもまた技術的サイクルに組み込まれております。
大量生産・大量消費・大量廃棄といった従来型の経済システム「リニアエコノミー(直線型経済・線形経済)」が、全世界にとって持続可能な経済活動ではないことは明白で、その理由に世界の人口は2050年には97億人と予測(2024年1月1日時点の世界人口は80億1987万人と予測:アメリカ合衆国国勢調査局調べ)、人口増加と経済発展に伴い廃棄物の増大、エネルギーや食糧といった資源の枯渇が懸念されております。
人類が地球の生態系を維持しつつ未来に向けて生き残るには、資源の効率的な循環と利用、新たな技術開発が必要不可欠なのは自明の理と言えるでしょう。

※1 「循環経済(サーキュラーエコノミー)のルール形成戦略に係る調査研究 調査報告書」参照
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000346.pdf
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リユース業と「サーキュラーエコノミー」の関わり

経済産業省・環境省の「サーキュラー・エコノミーに係るサステナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス」(※2)において
“サーキュラー・エコノミーは、従来の3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組に加え、資源投入量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じて付加価値を生み出す経済活動である”
と記されているとおり、多くの自治体や企業において活動が実施され、リユース業界もまたサーキュラーエコノミーの一環として廃棄物を減らし資源を大切にするといった取り組みに努めております。文中にある3R(スリーアール)とは、リユース(Reuse)・リデュース(Reduce)・リサイクル(Recycle)の頭文字の略であり、自然環境の負担を抑えるための活動です。
日本政府の広報によると
リユース(Reuse)は“再使用する”
リデュース(Reduce)は“(廃棄物を)減らす”
リサイクル(Recycle)は“再資源化する”
とあり、リユースは「繰り返し使う」「再使用する」ことで限りある資源を大切に使い、リデュースはエコバッグなどを用意して廃棄物の発生を減らす、リサイクルは廃棄物からまだ使える部分を取り出して再資源化する、といった具合にそれぞれ廃棄物を減らすことで自然環境への負担を抑えるための取り組みが説明されております。ちなみに3R活動の取り組み以外にも、廃棄物等を拒否するリフューズを加えた「4R」、4Rに修理や補修を意とするリペアを加えた「5R」、レンタルやリフォーム等の指標を加えた7R〜10Rなどの活動も存在します。
またSDGs(持続可能な開発目標)17の目標においても、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」・目標12「つくる責任 つかう責任」・目標13「気候変動に具体的な対策を」・目標14「海の豊さを守ろう」・目標15「陸の豊さを守ろう」などがサーキュラーエコノミーの活動をはじめ、リユース業全体として取り組まなければいけない方向性を示しています。
特に目標12「つくる責任 つかう責任」にあるターゲット5には“2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、ごみの発生する量を大きく減らす”とあり、リユース業との関わりは色濃く環境問題など社会的課題の解決に貢献すると期待されています。

※2 「サーキュラー・エコノミーに係るサステナブル・ファイナンス促進のための開示・対話ガイダンス」参照
https://www.env.go.jp/press/files/jp/115775.pdf

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リユースは「サーキュラーエコノミー」への架け橋

SDGsの目標達成やサステナブル社会実現の有効な手段となる「サーキュラーエコノミー(循環経済)」。その中で当社が貢献できることといえばリユースの促進や業界におけるイノベーション創出・活性化などが挙げられます。
特にファッション・アパレル業界においては、大量生産や大量廃棄が及ぼす環境負荷が問題視されており、多くのブランドが急務の課題として方向転換を余儀なくされています。そのためサーキュラーエコノミーをはじめとするリユースにも注目が集まっており、リユース業界は今後も市場規模の拡大が見込まれています。そもそもリユース(中古)業界とは、未使用のモノも含む古物の売買や交換をすることで再利用・再使用を促していく産業を指し、新品を扱う「一次流通」に対し、一度人手に渡ったモノとして「二次流通」として区別されております。話を戻しますと、リユース市場は2009年以降連続で拡大傾向にあり、リサイクル通信における市場規模の推計によると、2022年が2.9兆円で2030年には4兆円規模に拡大すると予測されています。
また、リユース市場が拡大傾向にある所以は、景気に左右されないマーケットであることや、世界中でリユース活動への関心の高さが挙げられています。ユニクロを運営するファーストリテイリングや、アウトドアブランドのパタゴニアなどはサーキュラーエコノミーの一環としてリユース活動を推進していることは有名ですが、行政においても東京都港区・府中市・福岡市など多くの自治体でリユースアクションが積極的に展開されています。

最後に、我々が持続可能な社会を目指すためには、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」といった経済システムの中で責任ある行動が求められており、そのためにも当社を含めたリユース業を営む事業者は、買う方・売る方の架け橋として最大限の社会貢献が出来たらと考えております。

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