宝石別お手入れ方法1

2015/03/04

毎回使用後に拭いていてもジュエリーの汚れは知らず知らずのうちに溜まってくるものです。
特に指輪の留め金の隙間などは拭きづらく汚れが溜まりやすい箇所です。
また透明な宝石の裏側や側面も、徐々に汚れていくため、気づかないうちに随分汚れてしまっていることがあるので気をつけましょう。
今回は宝石別にお手入れの際の注意点をまとめました。

◆ ダイヤモンド
ダイヤモンドは硬度が10あり、大変丈夫な宝石ですが、親油性で油汚れが付きやすいという弱点があります。
化粧品やハンドクリームなどの油分が表面についてしまうと輝きが鈍くなりますので注意しましょう。
その他に、静電気によってホコリが付きやすいという欠点も。
家庭では水を張った洗面器に中性洗剤を 数滴たらし、優しく歯ブラシなどでこするお手入れを。
よく泡立ててしっかりすすぐ事が大切です。

◆ ルビー・サファイア
ダイヤモンドに次ぐ強度を持つため手入れのしやすい宝石です。
ダイヤモンドと同様に水を張った洗面器に中性洗剤を2.3滴たらし、歯ブラシで優しくこすり洗いしましょう。
汚れがひどい場合はぬるま湯にすると効果的です。
ruby
◆ エメラルド
硬度は高いながら熱に弱いエメラルド。
オイルか樹脂の含浸処理が施されていますので洗剤での洗浄は厳禁です。
日常でのお手入れはクロスで軽く汚れを拭いとる程度にし、専門店へ任せましょう。
超音波洗浄機は絶対にNGです。
emerald
全ての宝石に共通するお手入れのポイントとして、大事にしまっておくよりも、よく使うことです。
しまっておく方が汚れないように思われるかもしれませんが、よく使い、常に目にかけておくことで、ゆるみや汚れに気づきやすく、致命傷になる前に手を打つことが出来ます。
また、温泉は成分によっては宝石をいためる事があるので着けて入るのは避けましょう。

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