陶磁器やガラス食器は、丁寧に使用していれば傷みも少なく、中古とは思えない美観を保つものもたくさんあります。しかし、古ければすべてがアンティーク食器と言うわけではありません。アンティーク食器とは何かを今一度確認しましょう。
■現在は製造されていない作品である
■稀少性および市場価値が認められる作品である
アメリカ合衆国では、イギリス産業革命以前に製作された美術品や手工芸品をアンティークと呼び、それ以外はジャンクと呼んで区別しています(合衆国通商関税法による)。しかし、日本ではそのような厳密な区別はなく、あくまでも商品価値があるものをアンティークと見なすのが一般的です。
アンティーク食器で高額査定が付くアイテムは、そのブランドをコレクションしている人が多い人気ブランドです。そのブランドのファンが多ければ多いほど市場で求められているアイテムとなり市場価値が上がります。あなたが所有しているアンティーク食器が市場で人気があるかどうかをまず調べてみると良いでしょう。
ブランドマークがはっきり読み取れるか?
年代もののアンティークの中には、窯元が記したブランドマークが薄れて読み取れないものもあります。そのような場合は真贋が判定しにくいので買取結果に影響が出る場合があります。
アンティークでも、セット商品の場合は欠品がない方が高い評価を得ます。しかし、12個セットの箱に10個しか入っていないからといって買取が出来ないわけではありません。アンティークの場合は、オーナーの手を経ていくうちに、セットものの数が減るのは良くあることです。例えセットが欠けていても買取店にお持ちください。