5月の誕生石・エメラルドの特徴

2016/05/19

may-birthstone
透明感のある緑色が印象的なエメラルドは、日本では木々の緑が眩しくなる季節である5月の誕生石です。

エメラルドは古代より高貴な人々に愛され、現在でも人気のある宝石で、ダイヤモンド、ルビー、サファイアと並んで世界4大宝石の1つとも言われています。

しかし、なぜ5月の誕生石がエメラルドになったのでしょうか。

ここでは、エメラルドの特徴や誕生石の歴史などから、その理由をご紹介しましょう。

古くから癒しの宝石として愛用されていたエメラルド

旧約聖書や新約聖書の12石の中にも数えられていたエメラルドは、古くから人々に愛されてきた宝石。

かのクレオパトラもエメラルドの愛好家だったと言われています。

見た目が美しいのはもちろんですが、エメラルドの緑色が心をリラックスさせ、疲れを癒す効果があると信じられていたようです。

パソコンなどの作業を行っている際に、時折外の木々を眺めると目の疲れがとれ、心もリラックスする効果が期待できると言いますが、古代ローマ人は心や目の疲れを癒すためにエメラルドを机の上に置いていたそうです。

新緑の季節だから5月の誕生石?

誕生石は時代によって宝石が変更されている場合がありますが、エメラルドが5月の誕生石であるということは、中世以降、特に変更されることなく多くの国で今でも5月の誕生石とされています。

やはり新緑の季節が関係しているのでは……
と思う方が多いかもしれませんが、日本と季節が反対であるオーストラリアでも5月の誕生石となっています。

オーストラリアで5月というと秋もそろそろ終わり冬の季節に入る頃です。

紅葉などが楽しめる季節ではありますが、新緑の季節というわけではないので、エメラルドが5月の誕生石だという由来に、あまり季節は関係ないようです。

エメラルドは癒しの宝石であると同時に、叡智を象徴するパワーストーンとしても知られています。

一説によると、5月生まれの方は自らの意志で根気よく努力をしていくタイプが多いとされていますが、その反面、何事にも慎重で決断することが苦手だったり、人間関係において引っ込み思案な傾向があったりするようです。

エメラルドの持つ力がそんな5月生まれの方をサポートしてくれる、そんな理由も考えられるかもしれません。

5月生まれの方でなくても、あなたの大切な人が最近ちょっと疲れているなと感じた時には、今回ご紹介したエピソードを添えてエメラルドのジュエリーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

古代ローマ人のように、癒しの効果を求めて常に身に付けておくのもいいかもしれません。