冠婚葬祭のマナーと宝石
2016/09/10
結婚式などのお祝いシーンや、お葬式といったお悔やみシーンには、それぞれのシーンに適している服装のマナーがあります。
もちろん、その服装のマナーの中には身につける宝石も含まれます。
そこで今回は、事前に準備することのできるお祝いのときだけでなく、急に訪れるお葬式にも慌てないように、冠婚葬祭の際に身につける宝石のマナーについてご紹介します。
披露宴などお祝いの時には
結婚式や披露宴、そのほかの各種パーティーなど、お祝いの席であれば、それほど服装などは気にする必要はないのでは?
そんなふうに思う方もいるかもしれません。
しかし、結婚式では花嫁と同じ白い服はNGですし、当日つける宝石にもマナーがあり、時間帯によってマナーが変わるとされています。
最近増えているガーデンパーティーなどを含め昼間に行われるパーティーでは、ホワイトやピンクのパールなど自然で上品な輝きの宝石が最適です。
ギラギラと光り過ぎる宝石は品が悪く感じられるので控えた方が良いでしょう。
一方、夕方から夜にパーティーが開かれる場合では、パールとダイヤモンドと組み合わせたアクセサリーなど、昼のパーティーより少しゴージャスなジュエリーもOK。
ちなみにパールはイミテーションでも問題ありません。
時間帯に関係なくお祝いの席で共通しているのは、黒やグレーのパールはNGということ。
また、ウェディングパーティーでパールのネックレスをする際には一連のものをチョイスし、二連や三連のものは繰り返しをイメージするので避けてください。
長いネックレスはカジュアルなイメージになりがちですので短めのものを選び、さらに服装同様、宝石が花嫁より目立ってしまわないよう気をつけましょう。
お葬式などお悔やみの時には
お葬式や法事などのお悔やみの際には、パールのネックレスが着用されることが多く、特に涙をイメージする白のパールが相応しいと言われています。
黒やグレーのパールも着用可能ですが、ピンクのパールや金色が入っているものは避けましょう。
また、お葬式や法事の場合もパールネックレスは一連をチョイスします。
お葬式などの場合、二連や三連のネックレスは「不幸が重なる」という印象を持たれるのでNGとされています。
指輪に関しては、結婚指輪以外は何もつけないことが一般的です。
和装の際の宝石は?
冠婚葬祭には和服を着るという方もいるかと思いますが、和装の際には宝石はつけないことがマナーです。
ただし、結婚指輪などのあまり宝石が目立たないデザインの指輪であれば、つけていても問題ありません。
最近では、若い世代を中心にパールのイヤリングなどをつけることもあるようですが、カジュアルなパーティーでない限り、アクセサリー類は身につけない方が無難でしょう。
このようにマナーの観点から考えると、冠婚葬祭のさまざまな場面に相応しいアクセサリーは、パールのネックレスということになります。
白いパールの一連ネックレスを1つ持っておけば、冠婚葬祭に対応できるのでとても便利です。
また、それに合わせてパールのイヤリングやピアスを揃えておけば、お祝いの席で華やかさをプラスできるのではないでしょうか。