切手コレクションは今が売り時!?

2016/11/04

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コレクターが減少している今こそ、切手は最後の売り時!

1841年にイギリスで世界初の切手「ペニー・ブラック」が発行されて以降、切手収集を趣味にする人々が現れたといわれています。
日本においては、1957年にグリコがお菓子のおまけに国内外の切手を付けたことなどを筆頭に、1950年代後半から1970年代頃にかけて切手ブームが巻き起こりました。この頃は、新しい切手の発売日には郵便局に長蛇の列が出来ることも多々ありましたが、その後、徐々にブームは収束していきました。そして、コレクターが減少していくとともに、切手の買取額も年々低くなっています。メールが普及し、手紙やハガキを出す人も減っています。
年に一度くらいは郵送で…と考える人の多い年賀状ですら、毎年販売枚数が減少していることを考えると、切手の需要が減るのも当然のことなのかもしれません。
市場に出回った枚数の少ない希少価値のある切手には、もちろんブームが終わっても高値がつきますが、人気の特殊切手や有名な記念切手であっても、市場に出回った枚数が多ければ高値はつきません。「人気=高値」ではなく、「希少=高値」なのです。
ブームが終わり、コレクターがどんどん減っている現状が突然回復するとは思えませんので、お手持ちのコレクションを少しでも高い価格で売却するなら、まさに今、しかも出来るだけ早く専門知識のある鑑定士に査定してもらったうえで、換金することをオススメします。

じんわり増加中の「切手女子」

切手のコレクターが年々減少している事実はお伝えしましたが、その一方で最近少しずつ増えているのが「切手女子」と呼ばれる人たちです。読んで字のごとく、切手収集を趣味にする女性のことです。ただし、彼女たちは花や蝶の図柄、カラフルな外国切手など見た目のカワイイものを収集し、それをシール代わりにメモに貼ったり、何かしらのデザイン的なあしらいに使ったりと、ピンセットで慎重に切手を取り扱う本来のコレクターとは少しタイプが違っているようです。
しかし、こういった切手女子の目には、一般的には価値が高くなく、売りづらいものでも「カワイイ」「欲しい」と映るかもしれません。
切手買取サービスで値がつかなくても、図柄がカワイイ切手ならば、低価格でネットオークションなどに出品してみるのも手なのかもしれません。

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中国の古切手をお持ちの方は早めに売却を!

ブーム終了、コレクター減少、買取率が低下している昨今でも、中国の古切手はまだ高値で売買されています。これは1960年代後半~1970年代前半に、中国から日本に大量に切手が流出したため、現在も中国本土に当時の切手が少ないからなのです。さらにバブルで羽振りのいい中国人が当時の切手を収集するために、わざわざ日本に来ていることも高値がつく一因で、まさに今が売り時だといえます。中国の古切手をお持ちの方は、中国経済のバブルがはじけてしまう前…需要があるうちに、高値で売却することをオススメします。

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