こんにちは!
ゴールドプラザ千里中央店の浦田です。
寒波、すごいですね!
瀬戸内では滅多にみない雪が、これでもかというくらいに降っています。
先月に引き続き、今月もSF短編集から一冊を紹介します!
松崎有里『シュレーディンガーの少女』(東京創元社)
少し不思議な世界のなかで生きる/生きた女性の小話が5編収録されています。
表題作「シュレーディンガーの少女」は、感染したらZと呼ばれる怪物(ゾンビ)になるウイルスが広まった世界。ウイルスに感染してしまった少女がゾンビになるまでの残された時間をどう生きるのか……という話です。
下敷きになっているのは、タイトルにもあるのは「シュレーディンガーの猫」。
量子力学上で通説となっていた解釈の不可解さを指摘した思考実験です。
この作品ではその「解釈」をめぐって、少女らが(そしてそれを観測する「あなた」が)生きている世界の様相を描き出す、かなりハードな作品です。ネタバレは控えますが……最後の場面は、それ自体が少女をとりまくアイロニーでありながら、少女の最期を見た「あなた」に対する慰みでもあります。
SFによくある、じっとりとした読後感が味わえて、大変面白かったです!
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是非一度、お試しくださいませ!
皆様、こんにちは。
千里中央店の浦田です。
気付けば年末。
毎週楽しみにしていた大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』も終わってしまい、
私はすっかり鎌倉殿ロスになっております……。
皆様はいかがおすごしでしょうか。
さて、今月も最近読んだオススメの一冊を紹介したいと思います!
伴名練『なめらかな世界と、その敵』
界隈をとびぬけて幅広い読者層にヒットした異例のSF短編集ですね!
実は単行本が出た時に一読していたんですが……
文庫本・電子書籍版も出ていたのを先日知って、つい買ってしまいました……!
堅苦しさを感じさせない平易さと、重厚なストーリーを兼ね備えています!
なかでも個人的なおすすめ「ホーリーアイアンメイデン」は、
死んだはずの妹から送られてくる手紙がその死の真相を明かしていくお話で、
読後感がしっかりある一篇となっています!!
(ちなみに斜線堂有紀による解説も必読モノです!!!)
ぜひ一度、読んでみてください!
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こんにちは!
千里中央店の浦田です!
めっきり暑くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は……相も変わらず、自宅にひきこもって読書ばかりしています。
ということで、今回も最近読んだ本を紹介しちゃおうと思います!
今回はいつもと趣向を変えて、現代短歌から1冊紹介します!
木下龍也『つむじ風、ここにあります』
短歌、といえば皆さん何か思い浮かぶでしょうか?
5・7・5・7・7、三十一音の詩……
百人一首などで馴染みがあるかもしれません。
現代短歌といえば、俵万智さんの『サラダ記念日』とかは有名で
ご存知の方も多いかと思います。
『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
短歌の面白さに、日常の何気ないワンシーンを切り取って表現することがあります。
(俵万智さんのこの歌もそうですよね!)
今回紹介した木下龍也さんの歌集の表題ともなった一首、
つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる
も、同様の面白さを教えてくれる歌となってます!
(はじめて読んだときにはその着眼点に思わず痺れてしまいました!)
この他にもブラックユーモアを利かせた歌やSF的な世界観の歌など
歌集のバラエティは富んでいて、読んでいて飽きがきません!
本当はすべて紹介したいところですが……
ブログがすごく長くなりそうなので、ここらで止めておきます!
短歌・歌集なんて読んだことないよという方も
パラパラと眺めるだけでも面白いかと思うのでオススメです!
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(千里中央店でお出迎えするゴルぴよの図)
ゴルぴよの日常はHPやTwitterからも見ることが出来るので
ぜひチェックしてみてください!
皆様、こんにちは!
千里中央店の浦田です。
早速ですが、昨日、将棋の羽生善治九段が通算1500勝という偉業を達成しました!!
羽生九段は昨期、最高峰の順位戦A級リーグから無念の陥落。昨日の対局は一つ下であるB1リーグでの最初の一局でした。
かつてはタイトルをすべて獲得した棋士。またタイトル戦(とくに名人戦!)で戦う日が待ち遠しいです!
それにしても近年は、藤井聡太現竜王の登場もあってか、将棋にまつわる小説も多く見るようになったなぁと感じます。
すこし前までなら大崎善生の『将棋の子』や『聖の青春』が鉄板でしたが、いまやたくさんありすぎて、どれを読めばいいやら……と迷ってしまいます。
ということで、今日は数ある「将棋」の小説から、おすすめの一冊を紹介したいと思います!
芦沢 央『神の悪手』
こちらの本には将棋にまつわる短編小説が5編収録されています。
なかでもオススメは表題作である「神の悪手」。
プロ棋士になるための奨励会に所属する主人公が罪を犯し、そのアリバイ作りをするミステリものです。
悪手とは、自分の形勢を損なうような不利な手。
そんな手、考え抜けば指すわけないと思われるでしょうが、これが指してしまうものなんです。
私も、これ以上ないくらい考えての一手なのに、指した瞬間にガンと殴りつけられるように、悪手だと分かるという体験をこれまで何度もしてきました。
しかしそんな悪手を、全知全能の存在である神が犯すのだろうか?神すらもしてしまう間違いとは何だろうか?
この短編のクライマックスを読んだ瞬間、表題作の意味するところをハッと気付かされます!
これ以外の短編も抜群に面白く、将棋をよく知らない人でも読みやすいよう工夫されているので、ぜひオススメです!
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こんにちは!
難波店スタッフの浦田です。
最近は少し暖かくなってきましたね。
先週とかはよく晴れて、小春日和かな、と思っていたら、汗ばむ夏日になっていたようです。
ですが、週末は久々の大雨、そこからまた冷え込んできました。
三寒四温、春の天気はころころとせわしなく動くようですが、私はといえば、春だからといって特にどこかへ出かける訳でもなく。
家に籠って、積まれていく本を日々消化していく毎日です。
ということで、今回も最近読んだ本を紹介したいと思います。
古田 徹也『いつもの言葉を哲学する』(朝日新聞出版)
この本は、哲学者である著者が日常生活で遭遇したさまざまな言葉に対して思考を巡らしていく内容となっています。
面白いのは、私たちが普段から目にする「お決まりの言葉」のおかしさや、「親ガチャ」などといった新しく生まれた言葉の持つ現実というものが、著者によってやさしく紐解かれていくところにあります!
特に面白かったのは、著者のまだ幼い娘さんとのエピソードです!!
たとえば、「四角い」「丸い」という言葉から「三角い」という言葉をつくったり、
あるいは初めてさきいかを食したあとに「またひとつおねえさんになった」と得意げに言ったりする娘さんのあどけなさにほっこりしながらも、
私たちが普段何気なく使っているからこそ気づけない言葉そのものへの難しさ・奥深さに驚かされました!!!
「哲学」とるので難しそうと思われるかもしれませんが、普段目にする言葉が題材になってるからこそ、
自分の体験と比べながら読み進めていけるので、とてもオススメです!
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