2025年3月21日☆金買取相場2営業連続の最高値更新☆

今日の金相場価格に対する専門家の考察

イスラエル軍によるガザでの地上作戦が再開。停戦崩壊への懸念が高まっています。イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザを南北に隔てる軍事区域に部隊を再配備。「限定的地上作戦」を再開したと発表しました。20日にはガザ北部でハマスの拠点を攻撃し、これに対抗したハマスはロケット弾を発射。18日の大規模空爆後、ハマスの反撃は初めてであり、停戦合意の崩壊が懸念されています。イスラエル軍の継続的な空爆により、ガザでは85人が死亡。ガザ保健当局によると、18日以降の死者は506人に達しました。一方、ガザから発射されたロケット弾3発のうち1発は迎撃、2発は空き地に落下し、負傷者の報告はないとのことです。停戦の第1段階は今月1日に期限切れとなり、ハマスは恒久停戦を要求。しかしイスラエル側は暫定的な停戦延長を主張しており、交渉の行方が注目されています。こうした中、中東情勢の緊迫化を受け、安全資産とされる金への資金流入が加速。19日には田中貴金属工業の店頭販売価格が1gあたり16,058円と初の16,000円超えを記録し、2営業日連続の過去最高値を更新しました。 2025年3月21日(金) 10:30更新

大嶋 雄介

6年間かけてゴールドプラザにて買取業務に取り組み、顧客対応や査定・買い取り手続きなどの一連のプロセスを経験。その後はマーケティングやPR業務を経て、現在は貴金属買取の卸売及び換金業務を行い、金相場の分析や市場動向の把握する事で専門的な知見を深めています。