ルイ・ヴィトンの展覧会「LOUIS VUITTON ＆」のご紹介

2021年3月19日から5月16日かれ開催されていたルイ・ヴィトンの展覧会「LOUIS VUITTON &」を観てきましたので、撮影した写真と共に簡単なご紹介をしてきたいと思います。
今回の展示会はタイトルに「&」とあるようにルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)と有名なアーティストたちのコラボレーションの歴史を紹介・展示しているのが最大の特徴でございます。過去から現在までの作品がずらりと並ぶ圧巻の作品展でした。
会場はそれぞれ趣向が凝らされた10のスペースで構成されています。

1番目の部屋

エントランスとしてお客様を向かい入れるのは、現代美術家であり電子音楽作曲家でもある池田亮司の作品「クリティカルポイント」。こちらの作品はこの展覧会の為に製作されたアーティスティックで幻想的な作品です。

2番目の部屋 「ルイ・ヴィトン 受け継がれる真髄（こころ）」の部屋

1854年にトランクメーカーとして創業したルイ・ヴィトン。荷造り用木箱製造兼荷造り職人のもとで職人見習いからスタートし、17年かけて腕を磨きました。その受け継がれた技術を近年では2018年にアムステルダム国立美術館の依頼により、フェルメールの作品「牛乳を注ぐ女」の輸送用のオーダーメイドトランクを製作しました。アムステルダムから東京に安全に保護し運ぶための特製ケースです。
因みに日本でルイ・ヴィトンの最初の購入は板垣退助のトランクと言われているそうです。

3番目の部屋 「アーティスティック・コラボレーション 伝統の創造」の部屋

サイケデリックな背景はヴァジール・アブロー率いるルイ​・ヴィトン、メンズ秋冬コレクション2019のキャンペーンイメージを手がけ、若きデジタルアーティストとして有名なKenta Cobayashi(小林 健太氏)の作品です。

4番目の部屋 「シルクを彩るアート」の部屋

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)とのコラボでお馴染みのスティーブン・スプラウスのグラフティの壁紙が楽し気な部屋に、シルクスカーフ（カレ・ド・ソワ）がアート作品のように展示されています。

5番目の部屋 「アイコンの再解釈」の部屋

モノグラム・キャンバス100周年記念限定セブンデザイナーズコレクションの中のヴィヴィアン・ウエストウッドとのコラボレーション「サック・フォ・キュ」。
日本での発売数は限定10個で抽選でした。他にもたくさんのアーティストのコラボ作品が並んでいます。

6番目の部屋 川久保玲によるルイ・ヴィトンの世界

2014年に販売され、そのインパクトの強いデザイン性が話題になった「バッグウィズホールズ」が今年はブラックのグレインカウハイドレザーを用いたバッグとして7年振りに復刻となりました。
この部屋は「バッグウィズホールズ」を手掛けた川久保 玲氏とルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)とのコラボバッグを閲覧することが出来ます。

7番目の部屋 真っ白なキャンバスに見立てたバッグ

様々なアーティストやブランドとコラボレーションされてきたキーポルのバッグがそれぞれのデジタルウォールの中に浮かび上がります。

8番目の部屋 ルイ・ヴィトンと日本：レザーグッズの伝説

ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)とのコラボで欠かせない日本人アーティストが2人いるのはご存じでしょうか？
1人目はポップな色使いが特徴的な「マルチカラーライン」やモノグラムラインにパンダやサクランボのイラストを合わせた「モノグラムパンダ」「モノグラムチェリー」が有名な村上 隆氏。2人目は水玉模様を大胆にあしらう事が有名な草間 弥生氏。この部屋には2人のコラボした作品を展示しています。

9番目の部屋 「アートとファッションの出逢い」の部屋

マーク・ジェイコブスやニコラ・ジェスキール、キム・ジョーンズ等の作品が並んでいます。メンズ・ウィメンズの両方が発表当時のショー映像と共に展示されています。

10番目の部屋 ルイ・ヴィトンと日本：ファッショナブルなラブストーリー」

最後の部屋は日本とルイ・ヴィトンのファッションの繋がりを紹介しています。藤原ヒロシの「フラグメント」やNIGO®、手前の存在感のあるデザインのジャンプスーツは山本寛斎がデヴィット・ボウイの依頼を受けて1973年に作ったTOKYO　POP（KABUKI）という名前のジャンプスーツです。

今回の展示会は160年にも及ぶルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の歴史をしっかりと堪能できる展示会でした。今後も様々なアーティストとのコラボが期待できるルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)から目が離せませんね。
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