ロレックスのメンテナンス方法
2015/08/15
衰えることのない人気を誇る腕時計ブランド、ロレックス。
一点一点、精巧に作られた高級ブランド時計だからこそ、軽微な汚れなどを除いて、メンテナンスはプロの業者へ依頼するのが基本です。
ここでは、ロレックスのメンテナンスに関する基礎知識と、プロに修理を依頼した際の費用の目安などをご紹介しましょう。
ロレックスのオーバーホール
オーバーホールとは、定期的に時計を分解して、正常な状態を保つ一連のメンテナンスのこと。ロレックスを初めて手にした方は、販売店からオーバーホールの説明を受けることでしょう。
部品の洗浄を始め、時間調整、防水検査などを行い、本来あるべき状態にして持ち主の手元に戻します。
通常、ロレックスは4~5年に一度のオーバーホールが推奨されています。
費用の目安は、時計の種類によって異なりますが、人気のデイトナで50,000円~と言われています。
ロレックスに傷がついてしまった場合
ロレックスを常に身につけていれば、擦り傷や打痕など、さまざまなタイプの傷が蓄積されてしまいます。
極めて小さな傷であれば、宝飾品用のクロスで磨くことで除去できる場合がありますが、深い傷の場合は、「磨いて消す」という方法は避けたほうが良いでしょう。
形状が変化し、取り返しのつかないことにもなりかねません。
専門業者に傷消しを依頼した場合の費用は、10,000円~と言われています。
ロレックスのベルト交換をする場合
ロレックスのベルトに深い傷がついてしまった場合や一部が破損した際には、交換が必要になる可能性があります。
ただし注意したいのは、破損イコール交換ではないということ。
金属ベルトの場合、専門業者に依頼すれば、部品交換や溶接で修理可能なこともあり、費用も大分抑えられます。
やむを得ずベルト交換になった場合には、40,000円~くらいが相場と考えておきましょう。
ロレックスのベルトを調整したい場合
購入時にベルト調整を誤ってしまった場合や、購入してから痩せたり太ったりした場合はベルトの調整が必要です。
実は、ロレックスのベルト調整は、小さなマイナスドライバーさえあれば、誰にでも簡単にできます。ドライバーを使って、コマを外していくだけの作業です。
自分で調整する自信がない場合は、近所の時計店や百貨店の腕時計売り場などに持参しましょう。
とても簡単な作業なので、無料で対応しているところもあります。
費用がかかったとしても、1,000円~3,000円程度です。
ロレックスの秒針などが動かない場合
ロレックスが動かなくなった場合は、専門業者に修理を依頼してください。いかに自信があったとしても、自分で分解を試みるといったことは、リスクが大きすぎるのでやめましょう。
時計が止まった原因によって、修理の難易度や費用が異なります。修理費だけで10,000円程度からが目安。それとは別に、部品代が必要になることもあります。
ロレックスの文字盤交換
ロレックスの文字盤を白から黒へ、または黒から白へ変えたいという人もいるでしょう。
文字盤の色を変えるだけで、まるで新しいロレックスを購入したかのような新鮮な感覚を得ることができます。
デイトナの文字盤交換は、45,000円~だといわれていますが、モデルによっては数十万円になることもあります。オーバーオール時に合わせて交換することが多いようです。
一般的に、ロレックスは生涯で何度も買うものではありません。
不具合が生じてから対処するのではなく、車検と同様、定期的にオーバーホールを依頼し、常に良好な状態を保つようにしましょう。