キャノンのカメラの歴史
2015/07/08
ニコンと共にデジタル一眼レフカメラの代表的なメーカーであるキヤノン。
「EOS」シリーズはテレビCMが頻繁に流されるなど、その名前を目にする機会が多い機種ですので、カメラに詳しくない方にも知られている人気のカメラです。
ここでは、現在はカメラのほかにもさまざまな製品を販売しているキヤノンの歴史や、代表的なカメラの機種についてご紹介します。
カメラ作りからスタートした会社
キヤノンの始まりは1933年、前身となった「精機光学工業会社」が東京で設立され、ライカに匹敵する高級製品をと、カメラの製造事業をスタートさせました。
現在はカメラやビデオカメラといった映像機器はもちろん、プリンターや複写機といった事務機器、デジタル機器各種や半導体露光装置などの日本における代表的なメーカーとなっています。
また早くから株式を公開し、東証一部だけでなく、ニューヨーク証券取引所にも上場しています。
キャノンではなく「キヤノン」
英語表記では「Canon」、カタカナで表記する時には「キャノン」なのでは?
そう疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
しかし実は「キヤノン」が正式な表記なのです。
これは1947年に「キヤノンカメラ株式会社」と商号変更した当時は、拗音を大文字で表記することが一般的であったためとされています。
これまで気付かなかったという方も、これからはキヤノンの社名表記をぜひチェックしてみてください。
これまで発表された代表的なカメラ
これまで数々のカメラを発売してきたキヤノン。
その中で代表的な人気機種としてあげられるのは「EOS Kiss」シリーズです。
小型、軽量で扱いやすい上、価格を抑えた初心者向けとして登場したモデルであり、カメラに不慣れな女性を中心に一眼レフカメラのユーザーを拡大することに大きく貢献をした、キヤノンの看板商品とも言えるシリーズです。
現在でも後継機種が次々と発表されています。
次にあげられるのが1995年発売の「EOS 55」。
これは見つめるだけでピントが合うという視線入力AF(オートフォーカス)を世界で初めて実現した、「EOS 5」の第2弾として発売されたものです。
優れた性能とコストパフォーマンスの良さを武器に国内外で大ヒットし、2000年に後継機種となる「EOS 7」が登場するまでの間、EOSシリーズの代表機種と位置付けられていました。
その他、1,010万画素やAPS-Cサイズの撮像素子、DIGICⅢやEOSインテグレイテッドクリーニングシステム、ライブビューなどを搭載した中堅モデルである「EOS 40D」。
1,800万画素でAPS-Cサイズの撮像素子も搭載し、映像エンジン「DIGIC 4」を2個搭載する事で8コマ/秒の連写が可能、63分割測光センサーなどさまざまな機能を搭載している上位機の「EOS-1D」系並みの高性能を誇る、ハイアマチュア向けの「EOS 7D」などが代表的な機種です。
カメラで撮影することが誰にとっても当たり前となった現代。
「EOS kiss」など手頃な一眼レフカメラであれば。自分にも使いこなせそうと購入した方も多いかもしれません。
扱いやすい機種であるためファーストカメラには最適ですが、使用していくうちにその性能に物足りなさを感じる人もいるでしょう。
「EOS kiss」などの人気機種は中古であっても需要がありますので、もし買い替えをする場合は下取りに出してみてはどうでしょうか。