コーチ(COACH)の人気コレクションについて
2018/02/07
クラシックでありながらファッショナブルなデザイン、丈夫で使い込むほどに美しく変化するレザーと、職人の手仕事を大切にしたバッグが、女性のみならず男性にも支持されるコーチ(COACH)。
バリエーションに富んだ多彩なラインが魅力のコーチ(COACH)ですが、ここでは代表的なコレクションを見ていきましょう。
シグネチャー【Signature】
2001年に登場して以来、今なお幅広い年代層に愛され続ける、コーチ(COACH)の代名詞的存在が「シグネチャー・コレクション」です。
動きのあるユニークな「C」の文字のモノグラムデザインは、一目見ただけでコーチ(COACH)のアイテムだとわかりますよね。
キャンバス地やサテン地を使い、トートバッグやショルダーバッグ、リストレットなど、形や大きさも多彩なデザインを揃えているので、選ぶ楽しさがあるのも魅力です。
使いやすさにも定評のあるラウンドファスナーの長財布、キーケースなどの小物、小さな「C」のモノグラムがさりげなくエレガントな「ミニ・シグネチャー」のテキスタイルを使ったアイテムなど、その豊富なバリエーションの中からお気に入りがきっと見つかるはず。初めてのコーチを手に入れるなら、まずはこのシグネチャーラインがおすすめです。
マディソン【Madison】
1993年に発表された「マディソン・コレクション」は、コーチ(COACH)の中でも最高品質のコレクション。
ブランドのシンボルでもある馬車の絵柄のヘリテージロゴをあしらっているのが特徴で、グラブタンレザーやサフィアーノレザーなどコーチ(COACH)らしい贅沢な素材を使った、クラシカルで端正な印象を与えるデザインが豊富です。
「ジュリアン・トート」や「サブリナ・サッチェル」など、大人の知性を感じさせるエレガントなデザインのバッグや、ダブルファスナーが個性的な財布「ダブルアコーディオンジップ」は、今もコーチ(COACH)の定番として愛されています。
また、シグネチャー同様に人気のラインが、マディソン・コレクションのひとつとして登場した「オプアート」です。
オプアートは、シグネチャーよりもかっちりとした「C」のモノグラムデザインが印象的。当時のアートカルチャーの中で脚光を浴びていた、目の錯覚を利用して楽しむ絵画ジャンルのオプアート(op art)から、コーチ(COACH)もインスピレーションを受けたといわれています。
レガシー【Legacy】
2006年、創業65周年を記念して誕生した「レガシー・コレクション」は、シンプルながらも職人たちの心意気を感じさせる、普段使いにもってこいの実用性とエレガントさを兼ね備えたデザインが印象的です。
歩くたびに揺れる、伝統的なタッセルとレザープレートがアクセント。
斜め掛けもできる長方形のショルダーバッグ「ダッフル」、丸いフォルムがキュートなボストン型バッグ「ヘイリーサッチェル」、コンパクトなサイズのスクエア型バッグ「ミニタナー」と、愛らしいデザインと豊富なカラーバリエーションは、女性のオンにもオフにも似合います。
ブリーカー【Bleecker】
創業以来培われてきたレザーに対する妥協なき情熱と丁寧な手仕事、そこに現代のエッセンスを加えて誕生したのが「ブリーカー・コレクション」です。
1973年に発表された、ボニー・カシンによる「ダッフルサック」をはじめ、コーチ(COACH)のレザー技術の粋を集めたアイテムは女性向けラインはもちろん、メンズのラインも充実。
とびきり上質なグラブタンレザーを使った、ビジネスマンのオンとオフにマッチするトートバッグ「ビジネストート 」「ウィークエンドトート」は、年代を超えて愛用者が多いアイテムです。
スワッガー【Swagger】
2015年の春に発売された「スワッガー・コレクション」は、ボニー・カシン発案の留め具、ターンロックを採用したデザインが特徴。
マチ幅を大きくとったトートバッグは色もカラフルで、コーディネートの差し色になるビビッドカラーも揃えています。
エレガントでありながらもどこか遊び心あふれる、根強い人気を誇るコレクションです。
クラシック【Clasicc】
コーチオリジナルのグラブタンレザーを使い、70~80年代に発売されたボニー・カシンによるデザインを復刻して作られたクラシック・コレクション。
さりげないターンロックがかわいい「ウィリス・バッグ」や、「コート・バッグ」など、上品なデザインとカラーで幅広い層の支持を集めています。
クラシックな雰囲気ながら、現代のどんなファッションにもマッチするシンプルさも魅力です。
長年愛用できる丈夫さを持ち、日常を少しだけ上質なものにしてくれるコーチ(COACH)のバッグ。マンハッタンの小さな工房から世界へ羽ばたく支えとなった職人たちのものづくりに対する技と情熱は、コーチ(COACH)のプライドとして時代を超えて継承されています。
Written by 上田勝太
上田 勝太
ゴールドプラザ 主任鑑定士
1985年生まれ 鑑定士歴15年
月次の最高買取金額10億円 各ニュースに出演