世界のハイジュエリーブランド:ブシュロン(Boucheron)について
2017/11/15
宝飾品のみにとどまらず、時計も展開しているブシュロン。
常に流行の最先端にいたその先見性の高さが今の地位にまで押し上げました。
ジュエリー界の革命児
1858年、フレデリック・ブシュロンが創業したブシュロン。
150年以上ある歴史の中、常に流行の先頭に立ってきました。
フレデリックが宝飾品作りを始めたのは14歳の頃。
やがて、彼のデザインするジュエリーには独創的で、その先見性の高さから話題となり貴族たちから注文が殺到。
僅か10代でありながら、トップジュエラーとなった彼を世間はジュエリー界の革命児と呼ぶようになりました。
1893年になると、彼は店舗の移転を決意。
移転先に選んだのは、当時高級邸宅街だった、ある広場。
実はこの広場が後のジュエラーの聖地と呼ばれるヴァンドーム広場でした。
ブシュロンは聖地へ最初に足を踏み込んだジュエリーブランドだったんですね。
時代の先取りが、フレデリック・ブシュロンの先見性の高さを象徴させます。
1900年のパリ万国博覧会ではダイヤモンドを駆使し自然をモチーフに作られたジュエリーを発表。
フレデリックはグランプリを獲得し、19世紀~20世紀にかけて
ヨーロッパに広まった国際運動「アールヌーボ」の先駆者となりました。
キャトル・アニマルデザイン
ひと目でブシュロンだとわかり、特徴的なデザインリングのキャトル。
身につけている本人は勿論、周囲を上品に変えてくれます。
その特別な空間を大切な場面で彩って欲しいと、結婚指輪としても大変人気です。
ダイヤがちりばめられた4つの彫刻ラインが走るキャトルラディアントリング。
幅広い作りでありながら無骨さはなく、まるで美術品のような美しさ。見る者をたちまち虜にします。
その他キャトルラディアントイヤリング、価格1000万を越えるカフブレスレットなど。
キャトルの括りだけで何十種類もの豊富に展開されているのです。
パイソン、ハチドリ、カメレオンなどなど。キャトルと同じく、ブシュロンの顔とでも言うべきアニマルコレクション。
それぞれ動物の特徴がデザインにしっかりと生かされており、見るものを楽しませます。
また、永遠の愛の象徴とされる白鳥、神話に登場するペガサス、勇敢さの象徴であるタイガー。
美しく、力強い動物たちが持ち主にそっと寄り添い豊かな生活へと導きます。
リフレウォッチ
1947年、「男性向けに美しい時計を作りたい」をコンセプトにリフレは生まれました。
縦型で縞模様の「ダブルゴドロン」はリフレの象徴です。
その美しさは女性にも人気となり、現在はスモール、ラージ、ミディアムの3サイズで展開されています。
もう一つの人気の理由は、ベルトの付け替えが可能なところにあります。
まるで着替えるかのように、好みの色や模様にベルトを変えられるのです。
このオリジナル性に長けているのが人気の秘密なのではないでしょうか。
今年で70周年を迎えたリフレは、6月から7月にかけてブシュロンウォッチフェアが開催。
新たに8色のストラップが追加されました。
時代を渡り愛され続けるリフレウォッチの展開に今後も気になるところです。
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Written by 上田勝太
上田 勝太
ゴールドプラザ 主任鑑定士
1985年生まれ 鑑定士歴15年
月次の最高買取金額10億円 各ニュースに出演