横浜発祥のブランド キタムラ(Kitamura)の歴史

2020/06/10

日本のバッグメーカー、「キタムラ(Kitamura)」。日本で一大ブームを起こしたブランドですが、その創業は明治までさかのぼり、現在もとどまることなく進化を続けるブランドです。今回はキタムラ(Kitamura)の歴史をたどってみたいと思います。
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和装小物からバッグ専門店へ

 1882年(明治15年)、横浜元町に北村商店として創業。もともとは巾着袋などの和装小物の販売をしていました。その後、ヨーロッパからバッグを輸入して販売するバッグの専門店として営業するようになります。1972年(昭和47年)には、「Kマークのオリジナルハンドバッグ」が誕生ハンドバッグの専門店としての地位を強固なものとしていきます。
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ハマトラブームと「3種の神器」

 キタムラ(Kitamura)がオリジナルバッグをデザインした同じ1970年代中頃、神戸では「ニュートラ」、横浜では「ハマトラ」と呼ばれるファッションスタイルが流行していました。「ニュートラ」とは「ニュートラディショナル」の略であり、神戸の女子大生やOLを中心に、アイビースタイルを起源としたシャツと膝下丈のタイトスカートを組み合わせたコーディネートでした。
 対して「ハマトラ」とは神戸の「ニュートラ」に対抗するべく、雑誌「JJ」の紙面企画から広まりました。「ハマトラ」とは「横浜トラディショナル」の略であり、ポロシャツとベストやカーディガン、タータンチェックの巻きスカート、ハイソックス、パンプスの基本的な組み合わせを指します。このコーディネートは、雑誌企画で広まっていく前から、地元の大学生を中心に親しまれてきたコーディネートでした。ちなみにパンプスがコーディネートに入っているのは、横浜は坂道が多い地形の為、かかとのない靴が好まれたという背景からでした。そのハマトラブームの中で、「3種の神器」といわれていたのが、元町商店街に本店を構えるブランド、①キタムラのバッグ②フクゾーの服③ミハマの靴でした。
 上記3点のブランドのアイテムは必須とされ、そのなかでもブランドの「Kマーク」がデザインされたキタムラのバッグは、まさにステータスとして「ハマトラ」を代表するアイテムとなりました。
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ブームから定番ブランドへ

 現在の「キタムラ(Kitamura)」は、“やさしさ”“かわいらしさ”“上品さ”をキーワードに、上質な商品づくりを継続しつつ、「ナッパラム」や「ウォータープルーフ革」といった新たな素材を導入したラインナップを持つ定番ブランドとして定着しました。ハイブランド同様の保証期間無しでの、お手入れや修理など、老舗ブランドとしてのアフターフォローも充実させています。2020年3月20日からはメンズのオーダースーツの販売を始めるなど、常に新しい挑戦もしております。

 ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やシャネル(CHANEL)など海外ブランドも魅力的ですが、今回のコラムを読んで頂いた後、是非日本のブランドにも興味を持って頂ければ幸いです。

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