2025年4月22日(火)貴金属買取相場

今日の金相場価格に対する専門家の考察

令和7年4月22日(火)の金相場は前日比で321円の続伸となりました。1gあたりの金価格は16,990円です。米国内外の政治リスクを背景に金相場は堅調な動きを見せています。ハーバード大学がトランプ政権を相手取り提訴したことで、米国内の政治不安が顕在化。さらに、トランプ氏が東南アジア諸国に対して相互関税を課す一方、中国の習近平国家主席はASEAN諸国と積極的に接近するなど、国際的な経済対立も激化しています。このような状況下において、金融市場全体が不安定となっており、安定資産としての金の需要が高まる傾向があります。とりわけ、米中の関税合戦の長期化やトランプ政権による“非関税障壁”への強硬姿勢は、投資家心理に重くのしかかっている模様です。こうした複合的な要因が、リスクヘッジとして金価格の上昇を支える結果となっています。 2025年4月22日(火) 10:30更新

大嶋 雄介

6年間かけてゴールドプラザにて買取業務に取り組み、顧客対応や査定・買い取り手続きなどの一連のプロセスを経験。その後はマーケティングやPR業務を経て、現在は貴金属買取の卸売及び換金業務を行い、金相場の分析や市場動向の把握する事で専門的な知見を深めています。