9月の誕生石・サファイアの特徴
2016/05/07
実はルビーと同じコランダムという鉱石から採れるサファイアは、ダイヤモンドに次ぐ硬さがあります。
古代では大地のシンボルとされ、大地にあるサファイアの青が反射したため、空の色が青くなったと伝えられていました。
サファイアは、ダイヤモンドやエメラルド、ルビーと並んで「世界4大宝石」としても数えられるメジャーな宝石です。
サファイアは9月の誕生石とされていますが、なぜサファイアが選ばれたのでしょうか。
ここでは、歴史や石の特徴などからその理由をご紹介しましょう。
誕生石としては古い歴史があるサファイア
サファイアは、エメラルドなどとともに旧約聖書に記された司祭の胸当てに付けられた12種類の宝石の1つとして、またエルサレムの町の礎石を飾った石の1つとして知られています。
さらに占星術では4月下旬~5月中旬生まれの牡牛座の誕生石に指定されています。
こういった歴史的な名残からか、中世・近世のヨーロッパではサファイアは4月の誕生石として知られていました。
サファイアが9月の誕生石になったのは、20世紀代以降のことです。
1912年にアメリカの宝石商たちの協議によって決められた誕生石では、サファイアが9月の誕生石とされていたようですが、時代を経て月が変わったのは、星座の位置の違いにあるのかもしれません。
現在では誕生石を採用しているほとんどの国が9月の誕生石をサファイアとしています。
サファイアは優柔不断さを補う宝石
一説によると、9月生まれは何においても調和を大切にする方が多いとされています。
しかし調和を重んじるあまり、時には優柔不断に思われてしまうこともあるようです。
サファイアは、真実を見抜くために不要な情報を遮断し、洞察力を養う力があるとされていますので、9月生まれの方をサポートしてくれる宝石だと言えるでしょう。
もしかしたらこういった理由からも、サファイアが9月の誕生石に選ばれたのかもしれません。
明確な理由は定かでないものの、クールなイメージのあるサファイアは、美的センスが高いと言われる9月生まれの方にピッタリの宝石だと言えます。
また、サファイアは美しい青が特徴的な宝石ですので、9月生まれの方でなくてもエレガントな女性ならきっと喜んでくれるはず。
大切な人の誕生日には、サファイアのアクセサリーをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。