カメラの種類
2015/08/10
カメラとひと口に言っても、その種類にはさまざまなものがあります。
近年では低価格のコンパクトデジタルカメラも多く出回っていますし、携帯電話やスマートフォンなど、モバイル端末にもカメラは標準装備されていますので、気付けば複数のカメラを持っていた……
という方が多いと思います。
ここでは、カメラには具体的にどのような種類があるのか、どのように分類されるのかについてご紹介します。
カメラの仕組み
写真撮影をする際は、ファインダーをのぞき込んで撮影対象や撮影範囲を決めてからシャッターを押します。そうすることで、撮影画像がレンズを通じてカメラ本体の中のフィルムや撮像素子に記録されます。
この一連の流れが写真撮影の基本的な仕組みです。
カメラにはさまざまな種類が存在しますが、上記の仕組みは概ね共通していると言えるでしょう。
カメラの主な分類方法は、フィルムかデジタルかという点や、レンズやファインダーの構造の違いなどがあげられます。
フィルムカメラとデジタルカメラの違いは?
それでは、フィルムカメラとデジタルカメラの違いとは、どういったものなのでしょうか。
フィルムカメラはその名の通りフィルムなどの画像定着材料に画像を残しますが、デジタルカメラはCCDセンサーやCMOSセンサーなど撮像素子で電気信号に変換したデジタル画像をメモリーカードに残します。
同じカメラといえど、画像の残し方が大きく異なるというわけです。
フィルムカメラ
最近は見ることが少なくなったフィルムカメラですが、プロやハイアマチュアの世界ではまだ使っている方も多いようです。
フィルムカメラにもいくつかの種類があります。
まずは、「レンジファインダーカメラ」。これは2つの測距窓から見える画像をファインダー内で重ねるタイプのカメラで、代表的な機種としては「ライカ」があげられます。
一眼レフが登場するまでは、主流だったカメラです。
一方、現在プロ用のカメラとして一般的に使われているのが「一眼レフカメラ」。
こちらは撮影レンズとフィルムの間に反射鏡を置くことで、ファインダーから見る画像と同じ画像が撮影できるカメラです。
名前が似ている「二眼レフカメラ」というものもありますが、こちらは撮影用レンズとファインダー用レンズが2つ付いており、ファインダー用レンズからの画像を見ながら撮影するという、全く異なる仕組みのカメラです。
デジタルカメラ
デジタルカメラも細かく種類が分けられています。
まずは、構造や見た目がフィルムの一眼レフカメラとよく似ている「デジタル一眼レフカメラ」。
近年よく見かけるようになった「ミラーレス一眼カメラ」は、撮影レンズと撮像素子の間にあるミラーが無く、液晶ビューファインダーや液晶モニターを見ながら撮影するカメラです。
よくデジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラを混同する方がいますが、ミラーが無いという点において両者は全く異なる構造をしていると言えます。
そしてデジタルカメラの代表格である「コンパクトデジタルカメラ」は、レンズとカメラが一体化しており、とにかく小型で軽量、扱いやすいことに特化しています。
ほかにもカメラ内で現像できる「インスタントカメラ」や、レトロな雰囲気の写真が撮影できることで人気を博した「トイカメラ」などがあります。
また、最近ではモバイル端末に搭載されたカメラも高性能化しており、コンパクトカメラを凌ぐものがあります。
今後もカメラの多様化が進んでいくことが予想されるでしょう。