世界三大高級時計メーカー-オーデマピゲ(AUDEMARS PIGUET)の魅力

2016/12/20


今回のコラムは、世界三大高級時計メーカーの一つに数えられる
スイスの高級時計メーカー「オーデマ・ピゲ」
についてお話させていただきたいと思います。

世界三大高級時計メーカー

高級時計と聞くと一般的にはロレックスやオメガが思いつく方が多いと思います。
しかしこれらのメーカーは所謂世界三大高級時計メーカーには入っていません。
他メーカーと一線を画す世界三大高級時計メーカーをご紹介致します。

まずは1839年に創業されたスイスの高級時計メーカー「パテック・フィリップ」
世界一高価な腕時計を販売するマニュファクチュールとして知られています。

次に1755年にスイスで創業された「ヴァシュロン・コンスタンタン」
世界最古の時計製造メーカーで、カルティエなどを有するリシュモングループの傘下です。

そして今回注目する「オーデマ・ピゲ」の3メーカーです。

複雑時計の最高峰

オーデマ・ピゲは1875年にスイスで創業されました。
二人の時計師、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲによって設立され高級時計のムーブメントの製造からスタートしました。
ブランド名は二人の名前から取ったものです。

初期の頃は懐中時計に搭載するムーブメントの製造を手掛けていましたが、懐中時計が主流だった当時から腕時計製造に興味を抱いていました。
1890年に、「ミニッツリピーターウォッチ」という複雑な機構の時計を開発し、世界中に広まり、その後パーペチュアルカレンダー、更にはクロノグラフを搭載した複雑時計を開発した事で、オーデマ・ピゲの技術力を世界に知らしめる事となりました。
腕時計が主流となり、数多くの時計メーカーが設立された現代に於いても、オーデマ・ピゲの複雑時計製造の技術は世界最高峰を誇ります。

代表的なモデル「ロイヤル・オーク」

オーデマ・ピゲの代表的なモデルが「ロイヤル・オーク」です。ステンレス製のベゼルとケースが八角形になっていて、裏蓋を貫通し固定されネジ底が剥き出しとなっている特徴的なデザインです。
デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏は一日でこのデザインを考えたと言われています。
「スポーティーラグジュアリー」をコンセプトとし、当時の高級時計には使われる事のなかったステンレス、更にデザインのインパクトや、大きめのサイズが好まれ、世界中で大ヒットとなりました。
ロイヤル・オークにはいくつかのラインナップがあり、クロノグラフ機能を持ち耐磁防水性能をアップさせた「ロイヤル・オーク・オフショア」やクロノグラフ機能を持つ「ロイヤル・オーク・クロノグラフ」などもあります。