オメガの歴史

2016/12/23

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日本国内でロレックスと双璧をなす知名度を誇るオメガ。
今回は、そんなオメガの歴史にふれてみます。

創業からオメガが生まれるまで

オメガの前身である時計工房は、今から約160年前、1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業されました。
僅か23歳の創業者ルイ・ブランは他の時計メーカーと同様、懐中時計を製造していたそうです。
1879年ルイ・ブランがこの世を去ると、セザール・ブランが経営に参加し本社をビールに移転します。
1894年伝説的な名機として知られるキャリバー「オメガ」が生まれ、1903年に正式にオメガが社名に採用されたのです。
キャリバーの名前が社名、という時計メーカーらしい誕生だったのですね。

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発展と苦難

20世紀のオメガは、世界的な時計メーカーへの発展と経営難という両極の言葉で表すことが出来ます。

世界的な時計メーカーへの発展

1932年、ロサンゼルスオリンピック以降公式の計時を勤めています。
現在でも、オリンピックのタイム記録の横にはオメガのマークが掲げられており、精密時計のオメガという名声が世界に定着している証左ともいえます。
1940年から1960年にかけて、現在時計好きなら誰でも知っている名機が次々と発表されます。

防水時計として名高い「シーマスター」が1948年
星座の意味を持ち、裏蓋に天文台が彫られた「コンステレーション」が1952年
後に宇宙に最初に到達した時計「スピードマスター」が1957年
そして、オメガの中では数の少ないドレスウォッチ「デ・ヴィル」が1967年

現在もニューモデルが発表され続けているこれらのモデルたちはこの20年の間に生まれ、世界的な人気を得たんですね。

二度の経営難

前述のような栄光の裏で、2度の大きな経営難を乗り越えています。

一つ目が世界恐慌
1929年世界を襲った世界恐慌はオメガの前途にも暗雲となり立ちはだかりました。
この危機を、同じくスイスの名門時計メーカー「ティソ」とSSIHグループを結成することで乗り越えます。

二つ目がクオーツショック

1969年、セイコーが発表したクオーツ時計は、数々の名門時計メーカーを倒産に追い込みました。
オメガもクオーツ時計の衝撃により経営難に陥り、1980年にはセイコーからの買収騒動が起こったほどです。
オメガだけでなく、スイスの時計メーカーが経営難に陥る中、ETA社から独立したスウォッチを中心に合併が始まり
1986年にはSSIH、ASUGA、ETA、スウォッチなどの時計企業集団が合併することでSMHグループが創設されました。
このSMHグループが名前を変え、世界一の時計企業グループ「スウォッチグループ」が誕生したわけです。

二つの危機を乗り越えたオメガは、今ではスウォッチグループの看板企業として、機械式時計の復権を担っています。
時計業界の歴史の中でも大きな潮流の中心にいたオメガ
その様々な歴史を越えて、現在の名声を定着させたわけです。

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