”ガラス・クリスタルブランド バカラ(Baccarat)”

2018/03/30


フランス生まれのクリスタルラグジュアリーブランド「バカラ」。
世界の王室、皇室で使われているその魅力と歴史に迫ります。

ガラスで国を救え

始まりは200年以上さかのぼり、ルイ15世がフランスを束ねていた1764年になります。
当時のフランスはロスバッハの戦い、七年戦争、アメリカ新大陸の戦いにおいて敗北を喫してしまい財政は悪化。
さらに「フランス史上最もみじめな条約」と言われたパリ条約で植民地を喪失し国の行く末はますます暗くなってしまいました。
その頃イタリア・ヴェネチアにあるムラーノ島に住むガラス職人たちがヨーロッパの各地方に移住をし始め、職人たちはフランスにもやってきました。
ムラーノ島は別名「ガラス職人の島」と呼ばれており、当時のヨーロッパではガラス生産において高い評価を得ていました。
そこで、フランス東部のロレーヌ地方当主モンモランシー・ラバルは自国の経済復興を目的にガラス生産に目を付け、ルイ15世にガラス工場の建設を要請するのでした。

バカラ村

ルイ15世から認可をもらいフランス国内にガラス工場設立へ動き出しました。
ここで所在地として選ばれたのがフランス北東部ロレーヌ地方に位置するバカラ村でした。
当時のバカラ村は製塩業が盛んでしたが、原料が取れなくなってしまい不振に陥っていました。製塩業に代わって新たにガラス工業へと切り替えたんですね。
幸いにもバカラ村周辺には燃料に必要な材木を得られる森林、水を確保できるムルト川もあり条件は満たしていたのです。
そして翌年の1765年にはバカラ村にガラス工場が設立。こちらは取り壊されることもなく現在も稼働し続けています。
設立当初は窓ガラスや瓶類などの生産し、クリスタル ガラスは1816年頃からと言われています。

王者たちのクリスタル

1823年、フランス国王ルイ18世からクリスタル グラス発注の命を受け、作ったところ大層お気に召したそうでこれが貴族の間で評判となりました。
1825年にはアルクール公爵にクリスタルグラスを作りました。これが現代まで受け継がれている人気の「アルクール」です。
見るものをエレガントな気分にさせるアルクール。その見た目はフランス人が最も愛するデザインなのだそうです。

1899年では作家のセヴィーヌ公爵夫人へデザインされた「セヴィーヌ」が誕生。
文字通り夫人の為に作られたことから女性にはオススメのグラスです。「セヴィーヌ」には
繊細な模様がデザインされており、これはガラス工芸技術「エッチング」と呼ばれるものです。
とても華のある素敵なグラスが長きにわたり人気を維持しています。

その後もクリスタルグラスを作ってはヒットしその数は数十種類にも及び、それぞれに歴史的エピソードがありますので調べてみると面白いかもしれません。
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