シャネルカメリアの特徴と魅力

2015/10/15

camelia-of-charm
マトラッセとはまた違った風合いのラインとして、シャネルの中でも高い知名度を誇るカメリア。

熱狂的なファンも多く、なかには複数のカメリアアイテムを同時に身に着ける人もいるほどです。

ここでは、シャネルのカメリアラインについて、特徴や魅力などをご紹介します。

カメリアをモチーフにした一連のライン

カメリアとは椿のことで、日本原産の椿にカメリアという学名がつけられています。

存在感を主張する一枚一枚の花びら。

これをブランドのデザインに取り込んだ一連のシリーズが、シャネルのカメリアです。

カメリアの花を大胆に表現したもの、あるいは、控えめに添えたものなど、デザインの手法はさまざまですが、カメリアの花が必ず使用されています。

カメリアラインには、バッグや洋服、サングラス、コサージュ、アクセサリーなど、幅広いアイテムがあります。

なかでも特に小物が人気で、ホワイトゴールドとダイヤモンドを使用したゴージャス感あふれるアイテムに魅了される女性は少なくありません。

小さめの小物を身に着けるだけでも、華やかさを演出することができるでしょう。

<chanel

西洋の伝統文化に挑戦したシャネルカメリア

シャネルのデザイナーであるココ・シャネルが、若かりし頃を過ごしたヨーロッパでは、まだ女性は社会的に束縛された存在でした。

コルセットを着用してウエストを絞り、くるぶしまで隠れる長いドレスを纏う。

それが女性の美とされ、男性はそのような伝統的で控えめな女性を「美しい」と思うことが一般的でした。

しかし、ココ・シャネルはそうした社会の風潮に甘んじることなく、ファッションにおける女性の解放を目指しました。

それまで男性用として着用されるのが常識だった素材を女性用の洋服に取り入れたり、馬に乗るために積極的にパンツルックを実践したり。

現代で言えば、かなり破天荒なファッションデザイナーだったと言えます。

カメリアは、シャネルの創業者でもあるココ・シャネルがもっとも愛した花とされています。

カメリアの花びら一枚一枚の強い存在感が、まさに彼女のイメージと合致したのでしょう。

カメリアの花言葉は、日本では「控えめな美しさ」ですが、西洋では「完全」「完璧」などであり、強くてアクティブな女性をイメージする花として知られています。

女性が自由を奪われていた社会的な風潮を、ファッションという分野から打ち砕こうと志した強い女性、ココ・シャネル。

カメリアは、創業者の遺志が強く込められているラインだと言えるでしょう。