フェンディの魅力と歴史
2016/09/26
今回は毛皮のコートで成功を手にしたと言われる、イタリアのファッションブランドフェンディについて書かせて頂きたいと思います。
フェンディの始まり
1925年 イタリアのローマで、エドアルド・フェンディとアデーレ・フェンディ夫妻によってプレヴィシート通りに小さな革製品・毛皮のお店兼、作業場を出店。
これが、フェンディの始まりなんです。
このとき流行していたもの…それは「毛皮の襟巻き」でした。
その毛皮の襟巻きに着目し「毛皮のコート」の販売を始めました。
これが当時大ヒットとなり、イタリア人女性の地位の象徴となります。
フェンディの歴史
1965年、現在では「モード界の皇帝」と言われれていますが、当時は新進気鋭の若手デザイナー・カールラガー・フェルト氏がデザイナーとして抜擢します。
コートの裏地に使っていた、「F」を合わせて、「ダブルF」のモノグラム柄をデザインに取り入れ、毛皮も、従来の常識を、ひっくり返すほどの斬新なデザインにし、69年には毛皮のコートをオリジナルのデザインで発売します。
品位や優雅さを保ち古風な兼ね備え、ファッション性の高い毛皮を世に送り出したそうです。
1972年に日本での展開を始めます。
1985年に、フェンディ初の香水を発売。
1997年には現在もフェンディの代表作として作り続けられる、バゲットパンを発売します。
こちらはその名のとおりバゲット(パン)に形が似てたので、そのまま「バゲットパン」と名づけられたそうです。
今では600種類以上あるほどの人気の定番商品になっています。
その後、LVMHとプラダとフェンディが共同で、会社を設立しました。
これにより、資本力とネットワーク力が付き、世界中に83店舗の店舗展開をするまでに大きく成長しています。
ブランドの象徴
フェンディのロゴであるダブルF・モノグラムは創業当時、旅行カバンの「内貼り」に使われていました。
この内側に使われている、ダブルFを表側に使ったことで、有名な「ズッカ柄」が誕生します。
その後、「ズッキーニ」という小柄のラインも発売されました。
そして、今までのクラシックなイメージを変えるため、エナメル加工・ステッチ使い、等いろいろな 技法を駆使し、創造性に富んだ機能的なものに一新致しました。
現在では、毛皮・バック・靴などレザーを始め、服飾・サングラス・香水・宝飾品・時計と幅広い商品を繰り広げています。